白金系熱電対
確かな基礎技術。幅広く信頼を得ています。
熱電対とは、2種類の金属線をつなぎ合わせて電気回路にしたもので、接合部分と根元に温度差があると電圧(熱起電力)が発生する現象を利用し、電圧の大きさから温度を割り出すことができる高温用温度計です。白金系熱電対は、1,000℃以上の酸化雰囲気中で使用できるため、鉄鋼や半導体、ガラス製造時などの温度管理に最適です。
■熱電対の種類・組成及び使用温度
記号 | 組成(+極、-極) | 使用温度 |
---|---|---|
R | PtRh13%、Pt | 常用限度:1,400℃、過熱使用限度:1,600℃ |
S | PtRh10%、Pt | 常用限度:1,400℃、過熱使用限度:1,600℃ |
B | PtRh30%、PtRh6% | 常用限度:1,500℃、過熱使用限度:1,700℃ |
※お望みの線径に引き落とし加工いたします
■用途
- 鉄鋼、電気、ガラス、半導体製造、化学等の産業用温度制御センサ
■適合国際規格一覧
以下の国際規格等に準拠して製造、検査及び校正を行った信頼性の高い熱電対を提供しています。
- ISO-9001:2015
- ISO/IEC-17025-2017
- AMS2750F (Aerospace Material Specification)
- ANSI/NCSL Z540-1-1994
- ASTM E220-19
- ASTM E230/E230M-17
- ITS-90 (International Temperature Scale)
- Special Limits +/-0.25% for Type-B
当社の温度計校正室は国際MRA対応のJCSS認定事業者です。JCSS 0025 Calibration は当社の温度計校正室の認定識別です。
TEMPLAT
R型熱電対の−極に使われる純白金が高温下で破断しやすい欠点を改善し、+極側の高温クリープ強度と同等以上を実現しました。
Type R熱電対の熱起電力
現在-極側に採用されている純白金と同じ熱起電力特性を示すので、従来のラインにそのまま置き換えることができます。
※基本線径はφ0.5、精度はClass 2です。 φ0.5未満は最大3mとなります。
異なる素線径並びにClass 1の材料をご要望の方は、別途お問い合わせください。