ダフニ・アレン、編集長 2025年6月24日 Design News 田中貴金属のプラチナ合金線をはじめとする貴金属材料の新しいVisi Fineシリーズは、X線不透過性に加え、耐酸化性および耐食性も備えている。 医療機器の部品に放射線不透過性材料を採用することで、臨床医が血管内カテーテル手技の際にX線ガイド下でそれらの機器を正確に配置し操作するのに役立つ可能性がある。 しかし、...
引用元:2025年5月6日PCIM Magazine 田中貴金属で産業用貴金属事業を担う田中貴金属工業は、パワー半導体パッケージ製造におけるダイ接合用に設計されたシート状接合材「AgSn TLPシート」を開発したと発表した。本製品は 、ヒートシンクの大面積接合では、熱界面材料(TIM:電子機器で発生する不要な熱を放散させるために材料間に挿入する熱伝導材料)の代替材としても期待されており、さら...
白金系触媒は、水素社会への移行を支える要となる技術である。田中貴金属工業 出典: 2025年2月19日 “Ready to catalyze shift to a hydrogen society” (The Japan Times) 日本における燃料電池用触媒のリーディングカンパニーである田中貴金属工業は、より環境に優しい動力源へのエネルギー移行を支えるため、生産体制の拡大を進めて...
カーボンニュートラルに貢献する貴金属の役割 田中貴金属は、地球温暖化という地球規模の社会課題に対し、2050年までにカーボンニュートラルの達成を掲げ、脱炭素社会に資する技術を自らそして社会に積極的に実装していくことで、地球温暖化問題の解決に挑戦します。 これからも貴金属独自の特性を活かした製品・ソリューションを通じ、お客様はもとより社会全体に価値を提供していきます。(田中貴金属 「...
韓国の大邱慶北(テグキョンブク)科学技術院(DGIST)ロボティクス・メカトロニクス工学科、キム・ボンフン(Kim Bonghoon)教授が主導する研究チームが、加熱と冷却の両方に対応する「3Dスマートエネルギーデバイス」を発表した。この革新的なプロジェクトは、韓国科学技術院(KAIST)機械工学科のリー・ボンジェ(Lee Bongjae)教授、高麗(コリョ)大学校材料工学科のリー・ヒョン(Lee...
田中貴金属工業は,貴金属のリーディングカンパニーとして,国内トップクラスの貴金属の取扱量を誇り,特に産業用では脱炭素や水素社会の構築に貢献する白金などの触媒で強みを持つ。省エネ・脱炭素の推進に向け,2022年から社長直轄によるプロジェクトチームを編成し,全社的に取り組む「ポラリス大作戦」を展開中。省エネや太陽光などの創エネ,さらに,水素燃料電池の導入などとともに,長年培ったリサイクル事業を生かしな...
田中貴金属グループは、貴金属素材の先端開発と安定供給という他社では代替できない役割を通じて、半導体産業の進化・成長を支えている。チップの旺盛な需要を支え、さらなる微細化を後押しするため、その存在感と掛けられる期待は大きくなる一方だ。ここでは同グループが創業以来注力してきたボンディングワイヤと、最先端チップへ貢献するプリカーサーを中心に紹介していく。 田中貴金属グループ 田中電子工業株式会...
希少な素材の安定供給を担う 田中貴金属グループの半導体製品事業への参入は1960年代と歴史は長い。トランジスタ向けに、導電性と化学的安定性が高く、加工しやすい特長を備える金ワイヤを供給することから始まった。現在では、銅やアルミの製品も含め、半導体のボンディングワイヤ供給では世界でもトップクラスのシェアを誇る。 半導体の需要が増大の一途をたどる中、貴金属は原料となる鉱物の産出地域・量が限...
Sebastian_Photography/シャッターストック社 by Bodo Albrecht E-Scrap News この記事は、「E-Scrap News」誌の2024年版に掲載されたものです。すべての印刷コンテンツを利用するには、今すぐ定期購読をお申し込みください。 世界の産業界は、その製品に用いる貴金属の増え続ける需要を満たすために、少なくともいずれはリサイクルへの...
Joaquin Corbalan P/シャッターストック社 by Bodo Albrecht Resource Recycling この記事は、「Resource Recycling」誌の2024年9月号に掲載されたものです。すべての印刷コンテンツを利用するには、今すぐ定期購読をお申し込みください。 電気自動車、半導体、燃料電池、バッテリーパネル、医療機器、およびその他の製品や...
大容量のリチウムイオン2次電池(Lib)は、自動車やその他の大型電子機器の電動化において重要な役割を果たす可能性がある。だが、これらの電池を大規模に展開するには、電池がさまざまな温度で安全に動作し、過熱しても爆発しないことを、技術者があらかじめ確認しておく必要がある。 Libの安全性を高めるための一般的な解決策のひとつは、熱伝導中間層を使用する方法だ。熱伝導中間層は、電池モジュール間の温度を均一...
再生可能エネルギーを主流にするためには、重要鉱物や重要金属の大幅な増加が必要になるが、これらは、現在の化石燃料に基づくエネルギーシステムと比べると、資源集約的にはならないだろう。 鉱業は、影響と恩恵が膨大な業界であるだけに、「社会的な操業許可」を得て、これを維持する必要がある。 責任ある鉱業を目指す企業は、増えつつある国際標準とガイドラインに目を向けることができる。 社会が再生可能エネル...
マイクロソフト(Microsoft)は2020年、10年後までに、自社の排出量を超える二酸化炭素を除去すると約束した。その目標は当時、気候変動に取り組む計画としては最も意欲的で包括的なもののひとつだった。しかし現在、同社が、人工知能(AI)の世界的リーダーになろうとする絶え間ない努力を重ねるなかで、この目標の達成は危ぶまれる状況になっている。 2024年5月15日にマイクロソフトが発表した最新の...
撮影/高木亜麗 2024年7月25日 「MOVE. 企業を動かすDEI」(MASHING UP) 1885年に創業し、貴金属業界をリードし続けてきた田中貴金属グループ。半導体や次世代エネルギーなど様々な分野に使われる貴金属材料や素材の開発・提供から貴金属リサイクルまで、幅広い分野で事業を展開する同グループのグローバル展開を牽引するのが、 代表取締役副社長であり、執行役員 事業戦略本部 ...
HOW2POWER TODAY、2024年1月 Dodgie Calpito 田中貴金属インターナショナル(アメリカ)株式会社Shuichi Mitoma、Shizu Matsunaga、Kosuke Ono、Tsukasa Ichikawa 田中電子工業株式会社 (日本、東京) EVバッテリにおけるワイヤボンドの耐久性向上 ワイヤボンディングが開発され、半導体パッケージングにお...
Semiconductor Digest、2024年3月 DODGIE CALPITO、YUMI SHIMADA 田中貴金属インターナショナル(アメリカ)株式会社TAKESHI KUWAHARA 田中電子工業株式会社(日本) 従来のパラジウム被覆銅ワイヤ内におけるパラジウムと銅の混合は、マランゴニ効果によって説明される。独自の不純物 がこの効果に対抗できる。 ワインの涙 ...
人工知能(AI)には、なぜ大量のエネルギーが必要なのだろうか。この理由を理解するために、コンピューターチップは市立図書館の分館であり、AIアルゴリズムは蔵書を借りる研究者だと考えてみよう。アルゴリズムは、データが必要になるたび、メモリーチップと呼ばれる図書館に行き、データをみつけて、それをプロセッサと呼ばれる別のチップへと移動させ、そこで機能を実行する。 AIには大量のデータが必要なので、途方も...
私たちがオンラインで行っているすべての活動は、データを生成・増加させている。つまりデータセンターは、インターネットのバックボーンとして重要な役割を担っている。 データセンターは、すでに世界の二酸化炭素排出量に大きく影響している。2022年には、世界の電力消費量の1~1.5%を占めていた。 将来的には、パワー半導体技術が促進するイノベーションによって、データセンターのエネルギーバランスを改善...
電気は、現代文明における血液のような存在であり、日常的に使用する機器や各種産業に至るまで、あらゆるものに動力を供給している。この電気化された世界の中心には、根本的な論争が存在する。「交流(AC)」対「直流(DC)」という2つの電力系統だ。電気エネルギーにおけるこれら2つの違いを理解することは、技術者、政策立案者、消費者のいずれにとっても極めて重要だ。この記事では、AC電力系統とDC電力系統を取り巻...
日本政府が支援する半導体開発研究グループが、初の先端AIチップ設計に関して、米国のスタートアップ、テンストレント(Tenstorrent)と提携する。 テンストレントは、2024年2月27日に東京でイベントを共同開催し、日本のAIアクセラレータの一部について、自社設計の使用許可を与え、チップ全体も共同設計する予定だと発表した。テンストレントは、テスラ(Tesla)とアップル(Apple)で働いた...
信じられないほど複雑で、巨額マネーと大きなリスクを伴う半導体製造ビジネスは、これまでずっと巨大企業がしのぎを削ってきた。それがいまや、各国政府間の争いの様相も呈してきている。テクノロジーを支える重要部品である集積回路、または俗に「チップ」とも呼ばれる製品は、これまで製造されてきた中で最も小さく、最もエキサイティングな製品と言えるかもしれない。これらは製造が非常に難しくコストがかかるため、わずかな企...
韓国科学技術院(KAIST)の研究チームは、エヌビディア(Nvidia)の「A100」GPUに匹敵するスピードがありながら、より小型で電力消費も大幅に少ないというAI(人工知能)向けチップを発表した。サムスン(Samsung)の28nm製造プロセスという、動きの速い半導体業界ではどちらかというと古いと考えられている技術を使って作られたという。 KAISTのメモリ内演算(PIM)研究センターに所属...
スマートフォンを充電なしで50年にわたって動作させ続けることが可能という最新の原子力電池を、中国の企業が開発した。 北京に本拠を置くベータボルト・テクノロジー(Betavolt Technology:北京貝塔伏特新能科技有限公司)によると、原子力電池を縦横15mm、厚さ5mmと、コインより小さいサイズにまで小型化することに成功したという。この小型電池は、ニッケル(Ni)の放射性同位体であるニッケ...
CEObot 5000 この1年で、非常に多くの人が、あるテクノロジーに親しむようになった。つまり、簡単なプロンプトで仕事のメールや高校の小論文を作成できるほど高性能だが、大きな欠陥も抱えているAIチャットボットのことだ。AIアルゴリズムと共に働くというコンセプトでさえ、1年前と比べるとそれほど突飛なものではなくなったように見える。 だが、直属の上司がAIだったとしたらどうだろうか。しかもそのA...
創業130年を超える田中貴金属グループは、同社の産業事業グローバルサイト、またサイト内で展開するオウンドメディア『Elements(エレメンツ)』の運営によって、顧客エンゲージメントと海外市場におけるデジタルプレゼンスを変革した。特に2015年にスタートした『Elements』は、良質なグローバル・コンテンツと内製のコンテンツを融合させることで、従来のマーケティングを超越したメディアを実現している...
伝統ある日本の紙の芸術形式は、工学に素晴らしいインスピレーションを与え続けている。Top Image Credit:MIT 切り紙として知られる、紙を折ったり切ったりする日本の伝統芸術が、工学材料の新世代にインスピレーションを与えることが増えており、結果としてとびきり美しく、かつレジリエンスの高い設計が生まれている。マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちによる最新の事例は、ハチの巣と人間...
「ハイエントロピー合金」という名称は、もう耳にされているだろうか。田中貴金属グループの製造事業を担当する田中貴金属工業(株)では、この新しいカテゴリーに果敢に挑戦。貴金属だけを用いた「ハイエントロピー合金粉末」の開発に初めて成功し、本製品でも用いられている、5種類以上の貴金属合金粉末自体とその製造方法について、特許権を取得した(特許第7300565号)。他に類を見ない、新しい合金材料の開発を担った...
人間と協働するYuMi 気候変動の最も深刻な影響に対処するには、私たち全員が力を合わせる必要がある――そしてこの「全員」には、ロボットたちも含まれるようだ。 ここで登場するのが、スイスに本拠を置くABBロボティクス(ABB Robotics)が製作したコラボレーティブ(人間協働型)ロボット「YuMi(ユミ)」だ。コラボレーティブロボットという言葉が専門用語のように感じられるなら「コボット」という...
化石燃料への依存を軽減する取り組みにおける戦略の一つに、現在のエネルギーシステムからすでに排出されている廃熱の利用がある。米ペンシルベニア州立大学と米国立再生可能エネルギー研究所(NREL:National Renewable Energy Laboratory)の科学者チームによると、廃熱をクリーンな(汚染物質を出さない)電気に変換できる熱電発電装置について、新しい設計の飛躍的進歩により、装置の...
鉱業は現代社会に欠かせない産業であり、インフラプロジェクトから消費財まで、あらゆるものに使われる原材料を供給している。このガイドでは、鉱業の歴史、最新の技術、採掘の種類、鉱業が世界経済で果たす役割など、鉱業のさまざまな側面を探っていきたい。 鉱業とは何か 鉱業は魅力的かつ複雑な分野であり、何千年も前から人類の文明にとって欠かせない産業だ。石器を使って金などの貴金属を採掘していた古代文明の時代から、...
「21世紀のゴールドラッシュ」が到来した。電気自動車(EV)産業の台頭に伴い、新車のバッテリー製造に不可欠なリチウムの米国内の鉱床を発見し掌握しようという動きが過熱していると、『Vice News』は伝えている。米国西部一帯で、探鉱者たちは「可能なかぎり多く採掘権を主張」し、降って湧いた需要の爆発的増加から莫大な利益を得ることを期待している。なぜこんなことが起こっているのだろうか? 現時点では、米...
米ミネソタ大学ツインシティー校の研究チームは、米国立標準技術研究所(NIST)のチームと共同で、スピントロニクスデバイスを製造するための革新的な製法を開発した。この製法は、コンピューターやスマートフォンなど多くの電子機器を構成する半導体チップの新たな業界標準となる可能性を秘めている。この新しい製法により、スピントロニクスデバイスの高速化と高効率化が可能になり、デバイスを従来よりもさらに小型化できる...
物理的な領域へ ChatGPTで圧倒的な成功を収めたOpenAIが、同社の汎用的な大規模言語モデルに物理的な身体を与えたいと考えているようだ。今、人型のロボットワーカーの製作に資金を投じている。 New Atlasが報じたところによると、OpenAIは、ノルウェーのロボット企業1X(旧社名はハロディ・ロボティックス)への投資を行ったという。具体的には、2023年3月末にOpenAIスタートア...
米疾病予防管理センター(CDC)は、米国における予防可能な死因の第1位として喫煙を挙げている。 「スモーク・モン(SmokeMon)」と呼ばれるネックレス型の新しいウェアラブルデバイスは、禁煙を目指す人を支援するために喫煙習慣に関するデータを収集する。 スモーク・モンは、プライバシーの懸念に対処するためカメラを搭載せず、データ収集に熱センサーを使用している。 熱を記録できる新しいウェアラ...
回転機構にセンサーを組み込むことで、「いつドアが開けられたかが分かるスマート蝶番」や「回転速度を整備士に伝えるモーター歯車」などの製作が、技術的に可能になる。米マサチューセッツ工科大学(MIT)の技術者チームは、3Dプリンティングを利用し、回転機構にセンサーを容易に組み込む方法を開発した。 3Dプリンティングの進歩によって回転機構の迅速な製作が可能になっているにもかかわらず、その設計へのセンサー...
審判の日(Judgement Day) 見間違いではない。研究チームは本当に、変幻自在な(専門用語で言えば「シェイプモーフィングな」)人型ロボットを開発した。このロボットは自身を「液体化」して、また元に戻ることができる。言い換えるならば、1991年の映画『ターミネーター2(原題:Terminator 2: Judgment Day)』に登場するアンドロイド「T-1000」のプロトタイプにそっく...
田中貴金属グループの製造事業を担当する田中貴金属工業は2022年5月、鉱山由来の地金などを使用せず、100%リサイクル材のみを利用した再生貴金属材「RE(アールイー) シリーズ」を発表した。REシリーズは地球環境への悪影響を低減し、資源の枯渇を克服し、貴金属を多様な用途で使用する企業への安定的供給に貢献し、さらに循環型経済の実現に寄与する製品だ。 どのような経緯で「RE シリーズ」が生まれたのか...
この新しい太陽電池は、ほとんどあらゆる物の表面を発電機に変えることができる。Top Image Credit:Melanie Gonick/MIT マサチューセッツ工科大学(MIT)有機ナノ構造エレクトロニクス研究所(Organic and Nanostructured Electronics Laboratory:ONEラボ)のエンジニアリングチームは2016年、シャボン玉の上に載せられるほど...
MARVELはその名のとおり、驚異的なロボットだ。Top Image Credit:KAIST 拡大を続ける「ロボット犬」産業には、愛憎入り交じった感情を抱きやすい。一方では、多くのロボット犬は本物の犬に負けないくらいかわいくて敏しょうであり、他方では一部のロボット犬は頭に銃を装着している。 とはいえ、ロボット犬の最新の偉業をどう受け止めるかは判断に迷う。何しろ、壁を登ったり、天井を歩いたりで...
2022年12月8日 電子デバイス産業新聞 田中貴金属工業(株)(東京都千代田区)は、「貴金属を究める」をスローガンに掲げ、様々な分野に向けた新材料の探索・開発、新規事業の創成を進めている。世の中にない新たなものを生み出す心臓部としての役割を担う執行役員 新事業開発統括部 統括部長の奥田晃彦氏に現在の取り組みを聞いた。 田中貴金属工業(株) 執行役員 新事業開発統括部 統括部長 奥田 晃彦氏...
2022年12月15日 電子デバイス産業新聞 田中貴金属グループは、1885年(明治18年)の創業以来、貴金属のプロフェッショナルとして新しい価値と可能性を追求してきた。資産や宝飾品としてはもちろん、最先端分野の産業用素材としても貴金属の活躍する領域はますます広がっている。田中貴金属工業㈱の重要な工場の1つである湘南工場(神奈川県平塚市)にあって、工場長の任にある長岡章夫氏に話を伺った。 田...
2022年11月10日 電子デバイス産業新聞 田中貴金属工業(株)(東京都千代田区)は、貴金属を取り扱うスペシャリストとして「貴金属を究める」をスローガンに掲げ、貴金属を中心とする材料の研究開発や安定供給を行う事業を展開している。なかでも、カーボンニュートラルの実現に寄与する事業を最も多く手がけるのが化学回収カンパニーだ。取締役専務執行役員 化学回収カンパニー プレジデントの袖山幸郎氏に事業の概...
米半導体大手インテル(Intel)の共同創業者ゴードン・ムーア(Gordon Moore)は1965年、「ムーアの法則」を提唱した。「チップ1個に搭載されるトランジスタ数は、毎年倍増する」という経験則/予測だ。今から60年前の当時、彼の予測が2000年を過ぎてまで続く可能性があるとは、きっと誰も思っていなかったことだろう。 この法則は1975年、「トランジスタ数は2年ごとに倍増する」に修正された...
人工知能(AI)と機械学習の進歩により、二酸化炭素回収や、地球工学プロジェクトを通じた炭素排出削減が進む可能性がある。 詳しく見る:Curious Noses: Fighting climate change one garden at a time マイクロソフトでResearch for Industry(RFI)のマネージング・ディレクターを務め、Agri-Food(農業食糧)部門の...
かつて金属質小惑星の核の一部だった鉄隕石の最新分析によると、太陽が形成されてから780~1170万年後の初期太陽系では、小惑星や形成中の惑星が絶え間なく衝突し合う、大混乱の「破壊競争」が起きていたようだ。 国際研究チームは、地球上で発見された18個の鉄隕石に含まれるパラジウム、銀、白金の同位体を分析し、これら鉄隕石の母天体に関する理解を深めた。金属小惑星は、その内部に高密度の鉄の核が存在する。鉄...
揮発性有機化合物(VOC)は、室温では空気より軽い化学物質で、塗料用シンナーや香水などの特徴的な匂いの元となるものだ。 VOCは飽和蒸気圧が高く(蒸発しやすく)、水溶性が低いという特徴を持つ。常温では比較的不安定で、密封していないと気体状態で空気中に漂う。水への溶解度が低いので、水にはあまり溶けず、溶けたとしてもごく少量だ。 関連記事: The five states of matter: D...
ノースウェスタン大学の技術者たちが、史上最小の遠隔操作歩行ロボットを開発した。小さくてかわいらしいイチョウガニの形をしている。 横幅わずか0.5ミリの小さなカニは、体を曲げる、ひねる、はう、歩く、回転する、さらには、ジャンプするという動きができる。研究チームはさらに、シャクトリムシ、コオロギ、カブトムシに似たミリサイズのロボットも開発した。いまのところは予備的な研究だが、この技術によって、狭い空...
量子コンピューティングは、次世代のテクノロジーだ。量子コンピューターのなかには、現在の最も高度なスーパーコンピューターと比べて1億5800万倍のスピードで動作するものもある。これまでのスーパーコンピューターだと1万年かかる計算も、このコンピューターなら4分で済むことになる。 現行のコンピューターは、基盤となる設計が何十年も変わっていない。米航空宇宙局(NASA)の巨大なコンピューターも、私たちが...
金属3Dプリンティング技術を使うと、難燃性の素材を使って、極めて精巧なロケット部品をつくることができる。3Dプリンティングは新しい技術ではないが、この技術はいったいどんな経緯をたどって、宇宙というこの上なく過酷な環境に耐えるまで進歩したのだろうか? プラスチックから金属へ 1980年代に最初の3Dプリンターが登場して以来、その用途は拡大を続けてきた。当初、3Dプリンティング技術はあまり知られていな...
従来の銅と比べて100倍以上も速く効果的に細菌を殺す、新たな銅表面素材が開発された。増大する抗生物質耐性細菌の脅威に対抗する武器になりそうだ。 今回の新たな銅素材は、オーストラリアのRMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)と、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の共同研究で生まれたものだ。研究成果は、学術誌『Biomaterials』に論文として掲載された。 銅はこれまでにも、あ...
英国のロイヤル・ミント(Royal Mint、2010年に王立造幣局の業務を受け継いだ国有企業)は2021年10月、廃棄されたスマートフォンやノートパソコンなどから金を回収する事業を開始すると発表した。 カナダのスタートアップであるエクサー(Excir)が、回路基板から貴金属を抽出する技術を提供する予定であり、英国はこの技術の恩恵を受ける世界最初の国となる。 ロイヤル・ミントはこの決定に至った...
最新の有機ELテレビを買おうと思って品定めしているが、それなりの理由からもう少し決断を先延ばしにしようと考えている人もいるかもしれない。その理由とは、QD-OLED(量子ドット有機EL)パネル技術が、2022年に正式に市場に投入されるからだ。 2022年1月はじめに開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2022」では、最新のQD-OLEDパネルを搭載した機器をいくつか見ることができた...
2021年の世界中の自動車業界は、かなりの「悪路」を経験してきた。サプライチェーンの問題と、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックをきっかけに起こった巨大な変化の後の同業界は、「これまでと同じには決してならないだろう」とCNBCは報じている。自動車業界は、「過去最低」の車両在庫数という状況に陥った(最大の原因は半導体チップ不足だった)ものの、「消費者需要が回復力を見せ」、利用で...
米国ではEVブームが起きています。テキサス州オースティンに本社を置くEVメーカーのテスラは、世界で最も時価総額の高い自動車会社であり、カリフォルニア州アーバインに本社を置くリビアンは、EVトラックのフリートでEV市場にディスラプションをもたらそうとしています。現在、米国では約180万台のEVが道路を走行していますが、バイデン大統領は8月、2030年までに米国で販売される自動車の半分をEVにするとい...
NASAが、小惑星への片道ミッションに宇宙探査船を送り出した。小惑星に到着したら、探査船はその場で退役する。 NASAは現地時間2021年11月23日午後10時21分、小惑星の軌道を変える実験のため、DART(Double Asteroid Redirection Test=二重小惑星軌道変更試験)探査機を、スペースX(SpaceX)のファルコン9(Falcon 9)ロケットに搭載し、カリフォル...
2021年11月22日 化学工業日報 田中貴金属工業のAP(アドバンストプレイティング)カンパニーは、メッキ事業でのグローバル展開を加速する。半導体市場の活況を背景に、2021年度上期の同カンパニーの売上高(貴金属・地金含まず)は前年同期比47%増と好調。通期でも同水準の成長を見込む。中国や米国で半導体国産化の動きが加速するなか、メッキ液の現地製造を推進する。すでに中国ではコネクター向けに現地製造...
夏の暑い日に日向に車を停めたことがある人なら誰でも知っているように、窓ガラスは太陽光を採り入れることには優れているが、熱を逃がすのは大の苦手だ。だがデューク大学のエンジニアたちが開発した窓に似たスマートテクノロジーは、スイッチを切り替えるだけで、太陽光から熱を回収することも物体を冷却することもできる。このアプローチは空調システムの効率化に大きく貢献し、米国だけで20%近いエネルギー使用量の削減につ...
2021年9月24日 化学工業日報 田中貴金属工業は、半導体前工程用にルテニウム成膜材料の実用化を進める。ALD(原子層堆積)/CVD(化学的気相体積)用の前駆体材料(プリカーサー)で、先端ロジックのコンタクト配線層やDRAMのキャパシター電極で試作評価が進行。ロジックのナノメートルノードなど次世代品以降を念頭に材料開発を推進する。リサイクル技術も並行して確立し、持続可能なプロセスとして数年後の...
2021年8月19日 化学工業日報 田中貴金属グループの田中電子工業は、世界トップシェアのボンディングワイヤーで製品高度化を進める。 金属種や線径などフルラインアップを持つ強みを生かし、銅の採用が始 まるパワー半導体に加えて次世代通信、車載など成長市場を捉える。リチウムイオン2次電池(Lib)などの非デバイスや、ワイヤー技術を生かした新領域開拓も推進する。世界5拠点体制によるBCP(事業継続計画...
マサチューセッツ工科大学(MIT)のエンジニアと韓国の研究チームは、汗に耐性を持ち、快適に装着できる「電子皮膚(Eスキン)」を開発した。センサーが組み込まれたこの粘着パッチは、装着者が発汗している時でさえ故障したり剥がれたりせずに健康状態をモニターできる。 エンジニアたちは、汗に耐性を持ち快適に装着できる「電子皮膚」を開発した。センサーが組み込まれた粘着パッチで、装着者が発汗している時でも健康...
現在の技術の数分の1という低コストで、電子機器のスクリーンや自動車の反射防止ミラー、建築物のスマートウィンドウを調光することができる技術が、シドニー大学研究者が率いるチームにより開発された。この技術は持続可能で、しかも利用が容易だ。 この技術は世界でも特に希少だが、きわめて広く利用されている「インジウム」に取って替わるものになるかもしれない。希少な化学元素であるインジウムは、スマートフォンやコン...
ロケットエンジン内部には、閉鎖された燃焼システム(燃焼器)が存在する。この燃焼器内では、燃料および酸化剤の乱流、音波、化学反応で発生する熱などの間の非線形相互作用により「燃焼振動(combustion oscillations)」と呼ばれる不安定な現象が起こる。 燃焼振動が燃焼器本体に及ぼす力(燃焼器に対する機械的応力)は、エンジンの破局的故障を引き起こす恐れがあるほど強力なものだ。こうした振動...
燃料電池自動車は、必要な電流を自ら作り出す。必要とされる水素の充填は、従来の内燃機関車両への燃料補給と同様にスピーディに行われる。 photo: Shutterstock 1871606383 Industrieanzeiger 2021年6月22日 田中貴金属の触媒膜の開発により、水素燃料電池における電解質膜の耐久性を4倍に高めることができます。排ガス浄化触媒にも同社の貴金属が使われています...
完全な自律走行車を実現するために必要なテクノロジースタックとは何か。この問いの答えについては、企業や研究者のあいだでも意見が割れている。自律走行へのアプローチは、カメラとコンピュータービジョンだけのものから、コンピュータービジョンと高度なセンサーを組み合わせたものまでさまざまだ。 テスラ(Tesla)は、コンピュータービジョン単独による自律走行へのアプローチを強力に推進してきた。2021年のCV...
この記事は、インテルからの資金提供で実現したTechnology Insightシリーズの一つです。 データセンターの帯域幅需要が急増している一方で、演算装置、ストレージ、ネットワークリソースのあいだをつなぐ電子的接続の性能をさらに向上させることが難しくなってきている。こうした問題に対処するため、サーバの相互接続が、光入出力へと速やかに移行しつつある。その一例として米半導体大手インテル(Inte...
クリーンテクノロジー 2021年5月号 田中貴金属工業㈱ 生田 紘隆 はじめに 貴金属とは金、銀および白金族金属(白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム)の総称である。美しい金属光沢をもち、化学的に安定で光沢を失いにくい、産出量は少なく高価であることといった特徴を有する(1)。その特徴ゆえに宝飾品および現物資産として古来から用いられている一方で、近年では貴金属が持つ固有の...
ウェアラブルな電子機器やバイオセンサーは、健康状態のモニタリングにぴったりのツールだが、使いやすい電源を見つけるのは難しかった。最近になって、日本の科学者たちのグループが、ウェアラブルなバイオ燃料電池アレイの開発と実験に成功した。使用者の汗に含まれる乳酸から電力を作り出す仕組みで、体液だけで動く電子健康状態モニタリングへの扉を開くものとなりそうだ。 この数十年間で、電子機器の小型化が著しい進歩を...
2021年3月8日 電子デバイス産業新聞 田中貴金属グループの事業概要を見れば、実に全体の70%を産業用貴金属製品が占めていることがわかる。巷間、知られているような貴金属宝飾品と資産用貴金属商品は約30%となっており、田中貴金属グループの主力は、産業向け製品にあるのだ。それでいて産業事業とコンシュマー事業が補完しあう形で、年度ごとの外的要因に柔軟に対応するという、かなり基盤のしっかりした事業形態で...
Image Credit: Shutterstock (ロイター)──世界中の企業と消費者が、前例のない半導体マイクロチップ不足に直面している。その影響は、自動車の納期遅れや、家電製品の供給不足、スマートフォンの価格高騰など多岐に及んでいる。 この状況は、さまざまな要因が重なって生まれたものだ。まずは2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック中に工場を閉鎖していた自...
2021年3月1日 電子デバイス産業新聞 半導体業界は、新型コロナウイルス禍にあっても、これをものともせず伸び続けている。2020年は5%の成長を遂げており、21年についても10%以上の成長は確実と言われている。その最大のポイントは、5G高速の進展によるデータセンターの大型投資である。そしてまた、テレワーク加速、ゲーム機の一大ブーム、さらには家電の復活などが拍車をかける。今後は、不足している車載半...
TOP image: SMARTタイヤ. Credit: The SMART Tire Company スタートアップ企業SMART Tire Company(以下、SMART社)は、タイヤの宇宙時代を告げる自転車用エアレスタイヤ「METL」を公開した。まもなく一般販売されるこのタイヤは、米航空宇宙局(NASA)が無人火星探査車「マーズ・ローバー」用としてすでにテスト済みだ。超弾性素材「NiTin...
現在、世界中の自動車メーカー各社が、温室効果ガス排出の削減に役立つと考えられる電気自動車(EV)の開発に投資している。そしてEVの製造に必須なのが、優れた性能や耐久性、エネルギー効率を示す、大容量の充電式バッテリーだ。 EVの開発は最近、充電式バッテリーのコスト上昇が壁となってペースダウンしている。コスト上昇の主な理由はコバルト(Co)だ。コバルトは、充電式バッテリーで使われるほとんどのカソード...
2021年2月25日 電子デバイス産業新聞 田中貴金属といえば、誰でも純金のインゴットや貴金属ジュエリーを思い浮かべる。どのような夢を語るよりも、金でできた指輪はもしかしたら、絶対とも言ってよいほどの価値を持つのだ。その金をはじめとした貴金属を扱って135年の年月を重ねた田中貴金属は、日本の工業化とともに貴金属の工業用利用へと舵を切っていった。白金線や触媒用白金網をはじめとする白金(プラチナ)工業...
2021年2月18日 電子デバイス産業新聞 電解質膜耐久性4倍の新触媒 2020年1月14日、田中貴金属工業は世界初のとんでもない素材の開発に成功した。それは、燃料電池の劣化を大幅に抑制する白金・コバルト合金水素極触媒の開発であり、固体高分子形燃料電池の水素極における電解質劣化の原因となる過酸化水素の発生を半分以下に抑え込むという優れものなのである。 これは、田中貴金属工業、新エネルギー・産業技...
by MAURA KELLER この記事はAmerican Recyclerが執筆したものです。 1年前までは世界的なパンデミックが生活を根底から変えてしまうという発想は、全くのサイエンスフィクションだと思われていたことだろう。世界経済の不透明性と大統領選挙年の伝統的な課題が、金属リサイクル市場の先行き不透明さを増長させている。 Li-Cycle社の事業開発・執行担当のSean Grixti氏...
貴金属マテリアルと自動車の未来・信頼編 自動運転など自動車の安全性や快適さに関連する部品にも田中貴金属の様々な貴金属材料が使われています。 自動車を取り巻く環境は100年に1度という転換期を迎えています。 私たち田中貴金属はこの貴金属材料で、自動車に求められる最高品質にお応えしていきます。 play_circle_filled 貴金属マテリアルと自動車の未来 安全...
Geneva, Switzerland (SPX) Aug 19, 2020 わたしたちの周りには電子機器があふれている。トランジスタは、電話やコンピュータ、テレビ、音響機器、ゲーム機で、さらには自動車や飛行機などでも、機能を支える大きな力として利用されている。一方、今日のシリコンベースの電子機器は、世界のエネルギーのかなりの部分を消費しており、その割合は増えつづけている。 ...
8月5日、金価格が2047ドルを記録した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)第2波への恐怖から、投資家たちが安全資産として金を買いあさっているためだ。 金価格は、2020年はじめと比較して34%上昇。8月第1週には1トロイオンス2000ドルの大台を突破し、その後も上昇を続けている。投資家たちは、COVID-19だけでなく、地政学的な緊張の高まりとドル安も懸念している。 金価格が1トロ...
移動体通信技術の標準規格を策定する世界的組織3GPPは7月3日、5G New Radio(5G NR)技術の仕様セットの第2弾となるリリース16を最終決定し、5Gがひとつの節目を迎えた。 1つ前のリリース15によって、モバイルブロードバンドの強化を目指して、標準に準拠した5G NRの商用展開を可能にする基盤が定まった。リリース16の狙いは、新たな機能とさまざまな分野への展開に向けた拡張であり、ア...
貴金属マテリアルと自動車の未来・環境篇 自動車の排ガス浄化、低燃費化、代替エネルギーといった環境規制に関連する部品にも田中貴金属の様々な貴金属材料が使われています。 自動車を取り巻く環境は100年に1度という転換期を迎えています。 その技術革新に寄り添い、私達は環境規制に向き合っていきます。 play_circle_filled 水素エネルギーにおける貴金属の役割...
「自己修復する人工衛星」という概念が、SFの世界から飛び出そうとしている。航空宇宙技術者たちは、宇宙空間で動かなくなった人工衛星を修理し、燃料補給を行うための技術を開発しているのだ。 シンシナティ大学の工学者たちは、宇宙空間で故障した人工衛星を修理するという目的のもと、単独で、さらには共同で機能するロボットネットワークを構築している。最新のスマートテクノロジーに基づく技術だ。 人工衛星のダメー...
英国の自動車市場は、不安な時代を迎えている。自動車製造販売者協会(SMMT)が毎月公表する集計値を見ると、車両登録台数は減少の一途をたどっている。消費者信頼感指数と企業信頼感指数がともに低下し、それに伴って新車販売台数が減っているのだ。 しかし、数値をもう少し細かく見てみると、別の動向が浮かび上がってくる。低公害車(LEV)と無公害車(ZEV)の登録台数が着々と増えているのだ。かなり良い売り上げ...
近年、医療におけるロボットの応用が、特に外科手術の分野で発展している。例えば、脳などの生死にかかわる部位において、複雑な手技を行うロボットアシスタントの導入などだ。 ロボット応用の多くはまだ初期段階にあるが、この記事では5つの事例をとりあげて、医療におけるロボット技術の急速な発展を見ていきたい。制御機構の設計の改善や、複雑な曲面への対処といった人体ならではの問題の解決が、進歩の加速につながってい...
2008年の金融危機を抜け出した際には、クラウド・コンピューティングが急拡大し、広く普及して世界を一変させる技術になり始めた。現在の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)危機では、人工知能(AI)応用技術に同様の転換点をもたらす可能性がある。 AIが社会に及ぼす影響をめぐる議論は国際的に続いているものの、世界規模の健康危機とそれに伴う景気後退が急速に発生したことにより、今後はAIのインパク...
化学物質の主成分は「カテコール(catechol)」。ムール貝が湿った表面に固着する助けとなる、濡れても粘着性を保つタンパク質を模倣して作られた合成化合物だ。これが、水中でも使える接着剤を開発する基礎となっている。 ミシガン工科大学の研究チームによると、カテコールの可能性を引き出すカギは、塩水中の実験環境で電気を通すことで、カテコールを含む粘着剤が無効化できることだ。研究チームは、「スマート接着...
運転中に注意力が散漫になった経験がない人はいないだろう。現代の生活は、騒がしい子供たち、派手な広告、疲労、違反取締用カメラ、心理的なプレッシャー、終わることのない仕事など、人の気を散らすもので溢れている。サイレントモードにし忘れたデジタルデバイスやソーシャルメディアから送られる通知メッセージもそうだ。私たちは、常日ごろから注意をあちこちに向けすぎており、10の異なることを同時に考えなければならない...
2月に開催予定だったモバイル業界の見本市「MWC 2020」が中止になったため、欧州の通信事業者は5Gの最新イノベーションを世界に披露する機会を奪われたが、世界に先駆けて5Gを提供しているフィンランドの通信事業者エリサ(Elisa)は、首都ヘルシンキに「Elisa 5G Showroom」を開設し、セルラー通信の次世代の応用例を紹介している。驚いたことに、競合他社が提供しているようなスピードテスト...
地球外生命体は、どんな姿をしていて、どんな痕跡を残すのだろう? もし地球以外の惑星に植物やプランクトンに相当する生物がいて、その星の大気を酸素で満たしていたら、あるいは高度な文明が存在して人工衛星を打ち上げていたら、惑星全体に変化が及び、地球のわたしたちもそれに気づくかもしれない。だがもし、地球外生命体が小さいサイズで、数も少なければ、その影響力はわずかなので、地球のすぐそばにいたとしても発見する...
SuPR-NaP法を用いたフレキシブルタッチパネルセンサー 田中貴金属、産総研、東京大学と山形大学の産学官が連携し、わずか0.8µmの超微細配線による透明かつフレキシブルな基板が誕生しました。 研究者・開発者 久保 仁志田中貴金属工業 化学材料開発部 長谷川 達生東京大学大学院工学系研究 教授 AISTフレキシブルエレクトロニクス研究センター 日本のマイクロエレ...
私たちの生活を進化させる"スマートな繊維" 従来の伝導繊維の概念を超える、新しい方法が生み出されています。銀ナノ粒子を用いたこの技術は私達の生活をもっと豊かなものへと進化させてくれるでしょう。 研究者・開発者 Dr. Taeyoon LeeProfessorYONSEI UNIVERSITY Dr. Jaehong LeeYONSEI UNIVERSITY ニュース...
電気自動車充電用通信装置(EV Communication Controller:EVCC)の市場調査レポート: システム別:EVCCおよびSECC(Supply Equipment Communication Controrller、EV給電設備用通信装置) 充電タイプ別:コンダクティブ充電、インダクティブ充電 地域別展望:アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ス...
ケリー・オーウェンズは、かつて消化器を蝕む病の症状がひどかった頃、2~3時間で17回もトイレに駆け込んでいた。重度のクローン病に伴う関節炎は、25歳になった頃には、彼女のくるぶしから顎や指先にいたるまで全身にあらわれていた。服用していた数十種の薬は、症状を少しは軽減してくれたが、吐き気や疲労感、体重増加といった重い副作用を伴った。最悪なのは夜だ。比較的状態が良い時でも、耐え難いほどの痛みに目を覚ま...
(Bloomberg) -- 電気自動車(EV)の需要の高まりに対応するには十分な原材料を確保することが必要だが、その鍵となるのはバッテリーのリサイクルだと、2019年ノーベル化学賞受賞者は発言した。 スマートフォンや自動車で使われているリチウムイオンバッテリー開発の先駆けとなった功績で、他の2人とともにノーベル賞を受賞した日本人化学者、吉野彰氏は、「ポイントは、電気自動車のバッテリーがリサイク...
販売拠点 ソリューション営業による柔軟なサポート体制貴金属を中心にさまざまな領域をカバーする貴金属の専門家企業集団として、常に緊密な連携を取り合いながら、万全の体制で皆様のご要望にお応えしていきます。 ご要望に応じてその都度、最適な解決策を提案する営業マインドと、日本国内はもとより、アジア、北米、ヨーロッパにサポ...
信用・信頼の証 Good Delivery Referee 貴金属の世界標準はTANAKAが創る TANAKAは世界で流通する貴金属の品位を保証するために公認溶解業者を審査する 日本で唯一の公認審査会社です。 公認審査会社就任は、世界最高水準の技術の証し 田中貴金属工業株式会社は、2003年12月、世界の金・銀市場にて 最も権威のあるロンドン金市場の登録認定機関「ロンドン地...
沿革・歴史 時代を読み、ニーズをとらえ、技術開発に挑戦し、歴史を築き上げてまいりました 田中貴金属は、創業の1885(明治18)年から現...
貴金属元素データ オスミウム、 Osmium[ 原子番号76 原子量190.23 ] バイオテクノロジーや科学捜査に役立っています。 私を見たことがある人は少ないでしょう。このまえ、加齢臭がするって、みんなに逃げられまして、へこみました。私、そんなに臭いますかね? 万年筆のペン先で活躍するオスミウム合金 Os オスミウム、Osmium 原子番号 Atomi...
貴金属元素データ 白金、 Platinum[ 原子番号78 原子量195.084 ] 触媒から抗がん剤まで、可能性を十分に秘めた期待の星。 自分で言うのもなんだけど、僕は器用で、役に立つよ。触媒になって環境問題を解決するし、医薬品の原料にもなるんだ。どんな所で活躍しているか、今度ゆっくりお話しさせてね。 燃料電池(固体高分子形)の原理と白金の役割 Pt 白金、...
貴金属元素データ ルテニウム、 Ruthenium[ 原子番号44 原子量101.07 ] 水から水素を発生させる光触媒として活躍。 ハードディスクの記録容量の増加に貢献。 僕は、あまり器用な方ではないです。でも、最近ハードディスクの記録容量が飛躍的に大きくなったのは、僕のおかげなんですよ。えへん! ハードディスクの記録容量を増やすルテニウム Ru ルテニウム...
動画ライブラリー 貴金属へのご理解を深めていただくために、さまざまな動画をご用意しました。 TANAKA PM8 「8つのPrecious Metal」を略して「PM8」。TANAKAの事業を支える8種類の貴金属元素を、その特性に応じて親しみやすいキャラクター化。彼らの活躍をドラマチックなイメージで紹介するこの映像は展示会などでプロモーションのために流したもので、海外...
貴金属の科学 Science of noble metal 貴金属とは?貴金属の本質と概念を解説しています。 ...
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排ガス浄化触媒 (メタルハニカム触媒・ペレット触媒) 田中貴金属の「排ガス浄化触媒」 田中貴金属工業は1995年から排ガス浄化触媒の製造・販売を開始。数百社に及ぶ多用途のお客様に100万L以上の触媒を販売し、長期に渡ってご使用いただいております。 排ガス浄化触媒の概要 適用分野別の排ガス成分浄化特性 排ガス浄化触媒製品サポート 田中貴...
田中貴金属について 田中貴金属は1885年(明治18年)の創業以来、貴金属を中心とした事業領域で幅広い活動を展開してきました。国内ではトップクラスの貴金属取扱量を誇り、長年に渡って、産業用貴金属製品の製造・販売ならびに、宝飾品や資産としての貴金属商品を提供。貴金属に携わる専門家集団として、国内外のグル...
これまで、服に導電性を持たせる方法は2つあった。繊維に細い金属線を巻きつける(または、両者を縫い合わせる)か、接着させられる電気回路を表面に貼り付けるかのどちらかだ。いずれも機能に問題はなく、それらの手法はスマートウェアに採用されている。着用者の活動を追跡し、スマートフォンにデータを送信するスポーツウェアだ。 しかし、このような形で増強された布は、普通の布と同じように扱えるわけではない。高温で洗...
サンフランシスコ発(ロイター)──アップルの元エンジニア2人は(2018年)10月1日、2人が起業したアエヴァ(Aeva Inc,)が製造しているセンサーシステムについて、新たな詳細を明らかにした。自動運転車が周囲を視認するのを助けるセンサーだ。 アエヴァを設立したのは、自動運転車プロジェクトが含まれるアップルのスペシャル・プロジェクツ・グループを去ったソロウシュ・サレヒアンとミナ・レズクだ。 ...
筋肉にダメージを受けると、赤く腫れるような炎症が起きる。これは人間の持つ自己治癒能力のひとつだが、長い炎症は慢性病の進行の要因となる。ハーバード大学のヴィース研究所(Wyss Institute)の研究者は、金のナノ粒子を用いることで、筋肉の回復を早める技術を開発した。 骨格筋組織。提供:ミシガン大学医学部(University of Michigan Medical School) 筋肉...
太陽光発電は、石油を代替するエネルギー産生法として注目されている。しかし天候によって発電量にばらつきがあるのが大きな欠点だった。カナダ、ブリティッシュコロンビア州の科学者は、遺伝子組み換え大腸菌を利用し、安価で持続可能な「バイオジェニック太陽電池」を開発。薄暗い太陽光でも、まばゆい太陽光と同等の発電が可能だ。 太陽エネルギーは、いくつもの長所を持つ。二酸化炭素を排出せず、化石燃料からの脱却を助け...
超小型ロボットを血流に送り込み、臨床的に意味ある仕事を任せる。このような夢が少しだけ現実に近づいている。マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、周囲環境を感知できる極小ロボットを発表したのだ。センサーだけでなくメモリやプロセッサーなど、コンピューティングの重要部品も内蔵しているため、収集したデータを使って、実際に何かを行うこともできる。 研究チームは、パッケージ化された小さな電子部品を...
2018年5月22日 by Nexus Media オリジナルは「Nexus Media」に掲載。 著者 Marlene Cimons あなたはどれくらいの頻度で、古いスマートフォンを新品に買い換えているだろうか? 2~3年ごと? それとも毎年? 電話会社はどこも、古いスマートフォンから最新型への買い換えを簡単にできるようにしている。だが、そうして捨てられたスマ...