物理的な領域へ ChatGPTで圧倒的な成功を収めたOpenAIが、同社の汎用的な大規模言語モデルに物理的な身体を与えたいと考えているようだ。今、人型のロボットワーカーの製作に資金を投じている。 New Atlasが報じたところによると、OpenAIは、ノルウェーのロボット企業1X(旧社名はハロディ・ロボティックス)への投資を行ったという。具体的には、2023年3月末にOpenAIスタートア...
貴金属元素データ 白金、 Platinum[ 原子番号78 原子量195.084 ] 触媒から抗がん剤まで、可能性を十分に秘めた期待の星。 自分で言うのもなんだけど、僕は器用で、役に立つよ。触媒になって環境問題を解決するし、医薬品の原料にもなるんだ。どんな所で活躍しているか、今度ゆっくりお話しさせてね。 燃料電池(固体高分子形)の原理と白金の役割 Pt 白金、...
韓国の大邱慶北(テグキョンブク)科学技術院(DGIST)ロボティクス・メカトロニクス工学科、キム・ボンフン(Kim Bonghoon)教授が主導する研究チームが、加熱と冷却の両方に対応する「3Dスマートエネルギーデバイス」を発表した。この革新的なプロジェクトは、韓国科学技術院(KAIST)機械工学科のリー・ボンジェ(Lee Bongjae)教授、高麗(コリョ)大学校材料工学科のリー・ヒョン(Lee...
アトキンソンズ・ブリオン・アンド・コインズ(Atkinsons Bullion & Coins)が、より環境に優しい未来を実現するために、なぜ倫理的で持続可能な採掘が重要なのかについて論じる。無責任な採掘慣行が、地域社会や環境にどのような害を及ぼすのか、また、意識的な購買決定が、いかにして好ましい変化を促すのかについても論じる。 一般の人は、鉱業について頻繁に考えたりはしないが、鉱業は、...
人工知能(AI)と大規模言語モデル(LLM)の普及で、データ処理需要が拡大している。こうしたなか、スイスの新興企業アフェロス(Apheros)が、こうした需要に対応するための新たな方法を発表した。 データセンターで用いられる冷却システムに大変革をもたらすことができる、まったく新しい金属フォーム(foam、多孔質体)を開発したというのだ。 データセンターの負荷が上がり続けるなか、最適な稼働を維持...
6600万年前に恐竜を絶滅させたのは、木星の向こう側からやってきた小惑星が地球に衝突したという珍しい事象だったことが、新しい研究で明らかになった。この発見で、この隕石の性質と、太陽系内におけるその起源が特定された。このことは、地球に衝突し得る小惑星を予測する技術に役立つかもしれない。 幅90マイル(約145km)のクレーターをつくったと見られるチクシュルーブ衝突体(Chicxulub impac...
かつて宝飾品や貨幣の製造で重宝されていた銀が、グリーン経済への移行に欠かせない物質になりつつある。 貴金属の銀は現在、ソーラーパネルや電気自動車(EV)、浄水器、水素燃料など、幅広い用途で使われるようになった。こうした変化によって、銀の有用性が再評価されており、サステナビリティーの専門家のあいだでは銀が人気を集めている。ライフスタイルや経済活動の脱炭素化が世界中で進められているなかで、銀は不可欠...
希少な素材の安定供給を担う 田中貴金属グループの半導体製品事業への参入は1960年代と歴史は長い。トランジスタ向けに、導電性と化学的安定性が高く、加工しやすい特長を備える金ワイヤを供給することから始まった。現在では、銅やアルミの製品も含め、半導体のボンディングワイヤ供給では世界でもトップクラスのシェアを誇る。 半導体の需要が増大の一途をたどる中、貴金属は原料となる鉱物の産出地域・量が限...
米国人数学者でベル研究所(Bell Laboratories)に所属していたピーター・ショア(Peter Shor)は1990年代に、わかりいくいタイトルと、世界を震撼させる示唆を秘めた論文を発表した。「Polynomial-Time Algorithms for Prime Factorization and Discrete Logarithms on a Quantum Computer(量...
オックスフォード大学とケンブリッジ大学が率いる研究チームは、本来の大きさの数分の1に折り畳むことができる、「折り紙にヒントを得た」新しい脳電極を作った。これにより、てんかんなどの疾患の治療や、ブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)の設置に必要な外科手術の程度を大幅に減らせる可能性がある。 てんかんなどの疾患を正確に診断し治療するには、脳における電気的活動の測定が不可欠だ。一方で、そ...
大容量のリチウムイオン2次電池(Lib)は、自動車やその他の大型電子機器の電動化において重要な役割を果たす可能性がある。だが、これらの電池を大規模に展開するには、電池がさまざまな温度で安全に動作し、過熱しても爆発しないことを、技術者があらかじめ確認しておく必要がある。 Libの安全性を高めるための一般的な解決策のひとつは、熱伝導中間層を使用する方法だ。熱伝導中間層は、電池モジュール間の温度を均一...
熱波が都市を襲うと、歩道や車道、建物の影響で、空気がさらに熱く感じられる。都市のヒートアイランド現象の結果、こうした施設のすべてが太陽熱を吸収して再放出し、気温がさらに上昇する。 そうなると、涼しくなるためには、太陽放射からだけでなく、舗装道路やコンクリートに跳ね返るあらゆる放射からも身を守らなくてはならない。現在開発されている、プラスチックと銀ナノワイヤーでできた新しい布地は、これを実現する。...
ガリウムの窒化物である窒化ガリウム(GaN)は、ワイドギャップ半導体の材料だ。 1990年代から発光ダイオード(LED)に用いられているGaNは、堅牢な六方晶構造で知られている。シリコン(ケイ素)よりもコンパクトなフォームファクターで大きな電界を扱うことができ、高速スイッチングを実現する。 アップル(Apple)は、2021年の16インチ型「MacBook Pro」で、初めてGaN充電器を採用...
エレクトロニクス業界全体に対して、カーボンフットプリントを削減し、持続可能性の向上を要求する圧力が高まっている。各社が環境配慮と業績との両立を目指すなか、電子機器のリサイクルに力を入れるメーカーが増えつつある。これは、資源の節約、サプライチェーン安定性の向上、イノベーションの促進、ビジネス成長の起爆剤として、非常に優れた戦略だ。 本記事では、再生電子機器(リファービッシュ品/整備済製品)がもたら...
撮影/高木亜麗 2024年7月25日 「MOVE. 企業を動かすDEI」(MASHING UP) 1885年に創業し、貴金属業界をリードし続けてきた田中貴金属グループ。半導体や次世代エネルギーなど様々な分野に使われる貴金属材料や素材の開発・提供から貴金属リサイクルまで、幅広い分野で事業を展開する同グループのグローバル展開を牽引するのが、 代表取締役副社長であり、執行役員 事業戦略本部 ...
前世紀での石油が「進歩への鍵」であったように、重要鉱物(クリティカル・ミネラル)は、今世紀のエネルギー転換にとって不可欠だ。 重要鉱物への依存の高まりは、継続的な供給に対する不安につながっている。また、重要鉱物がもたらす地政学的影響力についての懸念も存在する。 世界経済フォーラムの新しい白書によると、こうした懸念は誇張されている可能性があるという。 炭素排出量を大幅に削減する「エネルギー...
パワー半導体の大きな役割は、電源コントロールと、モーター制御 生成AIの普及による電力消費をパワー半導体が抑える 「SiC」「GaN」を使った次世代のパワー半導体 アメリカ、中国、インド、それぞれの思惑とは 貴金属素材のポテンシャルを最大限に生かす田中貴金属グループ 毎日のように経済ニュースで耳にする「半導体」。さまざまな種類があるなか、注目を集めているのが、脱炭素の切り札とも...
デスクトップPCほどのサイズでありながら、複雑な人工知能(AI)計算をナノ秒単位で実行できる光コンピューターを、エンジニアたちが開発した。その性能は、量子コンピューターや従来型のスーパーコンピューターに匹敵するという。 「LPU100」と名付けられたこのコンピューターは、100個の発光源を備えたレーザーアレイを備えており、レーザー干渉と呼ばれるプロセスを使って計算を実行する、とライトソルバー(L...
HOW2POWER TODAY、2024年1月 Dodgie Calpito 田中貴金属インターナショナル(アメリカ)株式会社Shuichi Mitoma、Shizu Matsunaga、Kosuke Ono、Tsukasa Ichikawa 田中電子工業株式会社 (日本、東京) EVバッテリにおけるワイヤボンドの耐久性向上 ワイヤボンディングが開発され、半導体パッケージングにお...
Semiconductor Digest、2024年3月 DODGIE CALPITO、YUMI SHIMADA 田中貴金属インターナショナル(アメリカ)株式会社TAKESHI KUWAHARA 田中電子工業株式会社(日本) 従来のパラジウム被覆銅ワイヤ内におけるパラジウムと銅の混合は、マランゴニ効果によって説明される。独自の不純物 がこの効果に対抗できる。 ワインの涙 ...
パワー半導体の大きな役割は、電源コントロールと、モーター制御 生成AIの普及による電力消費をパワー半導体が抑える 「SiC」「GaN」を使った次世代のパワー半導体 アメリカ、中国、インド、それぞれの思惑とは 貴金属素材のポテンシャルを最大限に生かす田中貴金属グループ 生成AIの普及による電力消費をパワー半導体が抑える 安部:付け加えるとすれば、エネルギー削減という大局のニーズも...
パワー半導体の大きな役割は、電源コントロールと、モーター制御 生成AIの普及による電力消費をパワー半導体が抑える 「SiC」「GaN」を使った次世代のパワー半導体 アメリカ、中国、インド、それぞれの思惑とは 貴金属素材のポテンシャルを最大限に生かす田中貴金属グループ アメリカ、中国、インド、それぞれの思惑とは 安部:パワー半導体の研究開発は長らく日本がリードしてきましたが、現在...
パワー半導体の大きな役割は、電源コントロールと、モーター制御 生成AIの普及による電力消費をパワー半導体が抑える 「SiC」「GaN」を使った次世代のパワー半導体 アメリカ、中国、インド、それぞれの思惑とは 貴金属素材のポテンシャルを最大限に生かす田中貴金属グループ 貴金属素材のポテンシャルを最大限に生かす田中貴金属グループ 南川:そういった状況下で田中貴金属グループが果たすべ...
インテルの研究チームが、世界最大のニューロモーフィック・コンピューターを完成させた。ニューロモーフィック・コンピューターとは、ヒトの脳を模倣して設計・製作されたコンピューターだ。同社はこのマシンが、将来の人工知能(AI)研究を支えるものになることを期待している。 「Hala Point」と名付けられたこのマシンは、CPUやGPUを使用する従来の演算システムと比べて、AIの情報処理を50倍の速度で...
新しいタイプのワイヤレス充電システムは、電気自動車(EV)のバッテリーを、現在市販されている最速のワイヤレス充電器と比べて最大で10倍速く充電できる。これは、現在の超高速な充電コネクタを使って車を充電するのと同程度の効率だ。 テネシー州にあるオークリッジ国立研究所(ORNL)が2024年3月12日に発表した声明によると、回転磁界を伴った「多相電磁結合コイル(polyphase electroma...
人工知能(AI)には、なぜ大量のエネルギーが必要なのだろうか。この理由を理解するために、コンピューターチップは市立図書館の分館であり、AIアルゴリズムは蔵書を借りる研究者だと考えてみよう。アルゴリズムは、データが必要になるたび、メモリーチップと呼ばれる図書館に行き、データをみつけて、それをプロセッサと呼ばれる別のチップへと移動させ、そこで機能を実行する。 AIには大量のデータが必要なので、途方も...
ダイヤモンドは女性にとって最高の友だが、ダイヤモンドベースのエレクトロニクスは、エネルギー市場におけるカーボンニュートラルの鍵になる可能性がある。いつの日か、読者が使っているようなノートパソコンに電力を供給することもあり得ると研究者は述べている。 ある新しい研究は、高圧送電網の運用には、シリコンよりもダイヤモンドの方が効率的であることを明らかにした。高圧送電網は、再生可能エネルギーの効率には不可...
パワーデバイスへのTANAKAの取組 「信頼性」と「先進性」 100年以上に渡り産業用貴金属素材を手掛け、半導体、電子機器、自動車、またエネルギー業界に革新的なソリューションを提供し続けている田中貴金属ならではのトータルソリューションをご提供いたします。 拡大するパワーデバイス市場 田中貴金属のパワーデバイス向け製品 グローバルな開発体制とカスタマーサービス...
データセンターが必要とするエネルギー消費量は、飛躍的に増えている。そして、この増加に少なからず影響しているのが、AI需要の拡大だ。世界の全電力使用量のおよそ2%はデータセンターによるものと考えられており、マイクロソフト(Microsoft)やアルファベット(Alphabet)、アマゾン(Amazon)などテック大手は、データセンターで使うエネルギーの効率化対策を求められ、その圧力の高まりに直面して...
韓国科学技術院(KAIST)の研究チームは、エヌビディア(Nvidia)の「A100」GPUに匹敵するスピードがありながら、より小型で電力消費も大幅に少ないというAI(人工知能)向けチップを発表した。サムスン(Samsung)の28nm製造プロセスという、動きの速い半導体業界ではどちらかというと古いと考えられている技術を使って作られたという。 KAISTのメモリ内演算(PIM)研究センターに所属...
人工知能(AI)メガネを開発するブリリアントラボ(Brilliant Labs)は2024年2月、マルチモーダルAIアシスタントを搭載した世界初のスマートグラス「Frame(フレーム)」を発表した。 この最先端のウェアラブル製品は、「Pokémon Go」を開発したナイアンティック(Niantic)のCEOで、拡張現実(AR)のパイオニアとされるジョン・ハンケ(John Hanke)氏からの多大...
ロボット外科医が今、地球の上空を周回している。白衣を着たメタリックなヒト型ロボットがメスを手にしているわけではないが、わくわくするミッションであることに変わりはない。 科学者たちは2024年1月30日(米国時間)、数々の革新的な実験装置を載せたノースロップ・グラマンのシグナス補給船を打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)へと送り出した。打ち上げはグリニッジ標準時17時07分に行われ、補給機は2...
スマートフォンを充電なしで50年にわたって動作させ続けることが可能という最新の原子力電池を、中国の企業が開発した。 北京に本拠を置くベータボルト・テクノロジー(Betavolt Technology:北京貝塔伏特新能科技有限公司)によると、原子力電池を縦横15mm、厚さ5mmと、コインより小さいサイズにまで小型化することに成功したという。この小型電池は、ニッケル(Ni)の放射性同位体であるニッケ...
昆虫からヒントを得た一対の小さなロボットの背後にある設計理論は、いつか、環境モニタリングや外科手術、捜索救助活動の分野に進出する可能性を秘めている。しかも、その過程で記録を塗り替えたと報じられている。小型昆虫とアメンボをモデルにしたこの2つのロボットは、それぞれの重さが8ミリグラムと56ミリグラムで、「世界最小、最軽量、最速の、完全に機能する」マイクロロボットになる可能性があると、ワシントン州立大...
AuRoFUSE™プリフォーム 金・金接合用低温焼成ペースト AuRoFUSE™(オーロフューズ)を活用した高密度実装向け金(Au)粒子接合技術 AuRoFUSE™は、サブミクロンサイズのAu粒子と溶剤のみで構成され、低電気抵抗かつ高熱伝導率に加え、低温で金属接合を実現する接合材料です。本技術では、AuRoFUSE™プリフォーム(乾燥体)を用いることで、20µmサイ...
科学者たちは、コンピューターや、電気自動車(EV)のバッテリー、ハードディスクなどの製造において、重要な希土類元素(レアアース)を素早く、かつ環境に有害でないかたちで精製することを目標に、小さな細菌の遺伝子を組み換えている。 現在、レアアースを金属から分離するためには、環境に有害な手法が使われている。しかし、2023年12月6日付で学術誌「Synthetic Biology」に発表された新しい手...
カーボンリサイクル触媒 田中貴金属の「カーボンリサイクル触媒」 大気に放出される温暖化物質であるCO2から燃料となるメタンを生成するメタネーション触媒や化学原料となるCOと水素を生成する炭酸ガス改質触媒、逆シフト触媒等を提供し気候変動問題の解決に貢献致します。 カーボンリサイクル触媒の概要 炭酸ガス...
アンモニア関連触媒 田中貴金属の「アンモニア(NH3)関連触媒」 水素キャリアとして、また、水素と同様に燃焼時にCO2を排出しないゼロエミッション燃料として期待されているアンモニア(NH3)。当社ではアンモニアを分解し水素を生成するアンモニア改質触媒及びアンモニア含有排ガスのNOx・N2O抑制分解用触媒を提供します。 ...
ジュエリー、台所用品、ドアの取っ手、手工具など、金属はさまざまな日常的アイテムに使用されている。そして、こうした物体への接触によってアレルギー反応に見舞われる人たちもいる。 だが、金属アレルギーとは、いったいどんな現象なのだろうか? 金属アレルギーの症状は、軽微なものから、生命の危険があるものまでさまざまだ。まれなケースだが、金属を含む医療インプラント器具の動作不良を引き起こし、重篤な症状をも...
ビル・ゲイツらが創設した投資ファンド「ブレイクスルー・エナジー・ベンチャーズ(Breakthrough Energy Ventures:BEV)」がインキュベートし、支援しているスタートアップが、自然の光合成プロセスと工学を組み合わせて、大気中から二酸化炭素を除去して地中に貯蔵するハイブリッド技術を開発した。 ゲイツは、2023年11月13日に発表された報告書『State of the Tran...
半導体業界の幹部たちは、業界の売上にとって自動車が最大の牽引役になると考えていることが、KPMGの調査で明らかになった。 世界の半導体企業幹部172名に対する調査結果をまとめたKPMGのリポート『Global semiconductor industry outlook for 2024(2024年グローバル半導体業界の展望)』によれば、業界幹部らは、自動車セクターが2年連続で最大の売上牽引役に...
研究者たちは、ロボットハンド、6本脚のロボット、「心臓」ポンプ、メタマテリアルの立方体を3Dプリントした。Top Image Credit: ETH Zurich / Thomas Buchner ソフトなロボットハンドを「複雑」と表現するのは、少々控えめな表現だ。これらの設計では、各材料の柔軟性や耐久性をはじめとする数多くの工学的要素が考慮されている。通常は、それぞれの構成部品ごとに別個の3D...
CEObot 5000 この1年で、非常に多くの人が、あるテクノロジーに親しむようになった。つまり、簡単なプロンプトで仕事のメールや高校の小論文を作成できるほど高性能だが、大きな欠陥も抱えているAIチャットボットのことだ。AIアルゴリズムと共に働くというコンセプトでさえ、1年前と比べるとそれほど突飛なものではなくなったように見える。 だが、直属の上司がAIだったとしたらどうだろうか。しかもそのA...
超原子材料「Re6Se8Cl2(レニウム6セレン8塩素2)」は、現在知られているなかでも最も高速で高効率の半導体だ。米コロンビア大学の化学者チームは、科学誌『サイエンス』で発表した論文でそう述べている。その速さのカギは、情報(と演算)がどのように伝達されるかだ。現在の仮想現実世界を支える基盤としてのシリコン(Si)に取って代わる「世界最高の半導体材料」を発見したとする研究者たちの主張には、注目すべ...
GoogleのAI研究部門であるGoogle DeepMindと、ローレンス・バークレー国立研究所の研究チームは、科学研究における驚異的なブレイクスルーを発表した。彼らが開発し、「GNoME(Graph Networks for Materials Exploration)」と名づけた新たなAIシステムが、電池、ソーラーパネル、コンピューターチップ等の開発に応用できる可能性を持つ、200万種以上の...
完全にグリーンでカーボンフリーな水素燃料の生産を目指す、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者チームはこのたび、太陽光だけで作動する反応器が列車のように連結された最新システムを開発した。 同チームは、専門誌『Solar Energy』に掲載された論文において、「太陽熱化学水素(STCH:solar thermochemical hydrogen)」を効率的に製造できるシステムのコンセプトデ...
創業130年を超える田中貴金属グループは、同社の産業事業グローバルサイト、またサイト内で展開するオウンドメディア『Elements(エレメンツ)』の運営によって、顧客エンゲージメントと海外市場におけるデジタルプレゼンスを変革した。特に2015年にスタートした『Elements』は、良質なグローバル・コンテンツと内製のコンテンツを融合させることで、従来のマーケティングを超越したメディアを実現している...
ノースウエスタン大学の研究者が率いるチームが、ロボットをゼロから設計する世界初の人工知能(AI)を開発した。 研究室でAIが設計したロボット Image Credit:Northwestern University 新たなAIの検証のため、研究チームはシステムに1つの単純なプロンプトを与えた。「平面上を歩行できるロボットを設計せよ」というものだ。自然が、歩行能力を持つ最初の生物を生み出すまで...
新しいプラチナの単原子触媒のおかげで、再生可能エネルギーを水素の形で貯蔵することが大幅に容易になるかもしれない。 香港城市大学(CityU)の研究チームが開発し、インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者がテストを実施したこの新たな触媒は、産業規模で使うために、安価に製造を拡大することが可能だとされている。 論文共著者であるインペリアル・カレッジ・ロンドン化学工学科のアントニー・クセルナク教...
「ハイエントロピー合金」という名称は、もう耳にされているだろうか。田中貴金属グループの製造事業を担当する田中貴金属工業(株)では、この新しいカテゴリーに果敢に挑戦。貴金属だけを用いた「ハイエントロピー合金粉末」の開発に初めて成功し、本製品でも用いられている、5種類以上の貴金属合金粉末自体とその製造方法について、特許権を取得した(特許第7300565号)。他に類を見ない、新しい合金材料の開発を担った...
ハイエントロピー貴金属合金粉末 世界初、10µm以下の微細な粒径と高い結晶性を兼ね備え、組成の均一性に優れた貴金属からなるハイエントロピー合金粉末。 プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)の5種の貴金属のみで構成される世界初のハイエントロピー合金粉末です。 田中貴金属工業では、本製品でも用いられている、5種以上の貴金属合金粉末自体...
新しいグリッパーは、本のページを1枚ずつめくることができるほど感度が高い。Top Image Credit: ノースカロライナ州立大学 日本のアートである「折り紙」や「切り絵」は、独創的なロボット設計に数多くのヒントを提供してきた。その最新事例は、これまでで最も用途が多く、印象深いものかもしれない。2023年8月2日付けの「Nature Communications」で発表された、ノースカロライ...
このソフトロボットは、戦略的に磁気を帯びさせることにより、3次元的な動きができる。 Image Credit: MIT / Ankeeva et al マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが開発した、きゅうりにヒントを得た微小なソフトロボットは、単一の弱い磁場を利用して到達が難しい3次元環境を移動することができる。2023年6月に学術誌『Advanced Materials』に掲載され...
4足歩行ロボットはいつの日か、月面での鉱物採掘に不可欠な存在になるかもしれない。 Image Credit: ETH ZURICH / TAKAHIRO MIKI 人類が月面の拠点となる基地を建設しようとしたら、かなりの量の資材が必要となる。ロジスティクスの問題を乗り越えるためには、多額の資金がかかるだろう。仮定の話としては、リターンミッションによって月面で活動する宇宙飛行士の必需品の多くを補充...
(Bloomberg)──2022年秋にChatGPTの利用が急速に拡大して以来、各社は人工知能(AI)がさまざまな方法で人々の生活をより便利にする可能性がある、と大々的に宣伝している。例えば、超人的なバーチャルアシスタントや教師、弁護士、医師などが登場するといった内容である。 では、超人的な化学技術者はどうだろうか。 英ロンドンに本拠を置くスタートアップのオービタル・マテリアルズ(Orbit...
人間と協働するYuMi 気候変動の最も深刻な影響に対処するには、私たち全員が力を合わせる必要がある――そしてこの「全員」には、ロボットたちも含まれるようだ。 ここで登場するのが、スイスに本拠を置くABBロボティクス(ABB Robotics)が製作したコラボレーティブ(人間協働型)ロボット「YuMi(ユミ)」だ。コラボレーティブロボットという言葉が専門用語のように感じられるなら「コボット」という...
化石燃料への依存を軽減する取り組みにおける戦略の一つに、現在のエネルギーシステムからすでに排出されている廃熱の利用がある。米ペンシルベニア州立大学と米国立再生可能エネルギー研究所(NREL:National Renewable Energy Laboratory)の科学者チームによると、廃熱をクリーンな(汚染物質を出さない)電気に変換できる熱電発電装置について、新しい設計の飛躍的進歩により、装置の...
「二次元半導体」はシリコンによるチップに置き換わり、電子デバイスの機能を大幅に進歩させる可能性がある。ただし、障害となる問題は依然として多い。 大きな問題の一つはキャリア移動度(carrier mobility)で、言い換えると、電子が半導体のなかを進むことができる速さだ。二次元半導体はこれが低いことで知られており、そのため技術の向上や現実世界における応用が制限されている。 テキサス大学オース...
米ミネソタ大学ツインシティー校の研究チームは、米国立標準技術研究所(NIST)のチームと共同で、スピントロニクスデバイスを製造するための革新的な製法を開発した。この製法は、コンピューターやスマートフォンなど多くの電子機器を構成する半導体チップの新たな業界標準となる可能性を秘めている。この新しい製法により、スピントロニクスデバイスの高速化と高効率化が可能になり、デバイスを従来よりもさらに小型化できる...
液体中で化学反応を引き起こすための方法はさまざまに存在するが、グリーンケミストリー(環境に優しい化学)にとって特に魅力的なのは、水やアンモニアなどの溶液に自由電子を直接注入する方法だ。なぜなら、溶媒和電子(solvated electrons)は本質的にクリーンで、反応後に副生成物を何も残さないからだ。 理論上、溶媒和電子を用いれば、汚染水に含まれる化学汚染物質や二酸化炭素を、安全かつ持続的に分...
米ローレンス・バークレー国立研究所(バークレー研究所)の科学者たちが、HOS-PFMと呼ばれる導電性ポリマーコーティングを開発した。電気自動車(EV)のリチウムイオン電池をより長持ちさせ、より強力にできるものだ。 バークレー研究所エネルギー技術部門の上級研究員ガオ・リウ(Gao Liu)は、「この進歩は、より安価で製造しやすいEV用バッテリー開発の新しい道を切り開くものです」と語る。 HOS-...
機体の右翼にあるエンジンは、水素燃料電池で駆動する電気モーターだ。Top Image Credit: Universal Hydrogen 米ワシントン州で2023年3月2日、普通の外見をした飛行機が、短時間のフライトを成功させた。機体の左側には、ジェット燃料を利用する標準的なエンジン。しかし、右側にはまったく違うものが搭載されていた──電気モーターである。しかもその動力は電池ではなく、機体内に搭...
機械学習(ML)の革命が到来したことで、ビジネスの手法と捉え方が変わりつつある。ChatGPTのようなジェネレーティブAIチャットボットから、ネットフリックス(Netflix)のおすすめ映画の自動パーソナライズまで、MLはいくつかの業界に電光石火のごとく広がっている。さらに、ML技術の進歩は、現在の諸企業が直面する極めて大きな課題の解消にも役立てられている。つまり、「完璧な顧客体験」をどうやって提...
燃料電池は水素ガスから電気を発生させる発電機であり、発電時に排出される廃棄物は水だけだ。この高効率かつクリーンなエネルギーシステムは、水素経済の導入において中心的な役割を果たし、自動車やトラックの「燃焼機関とバッテリー」にだけでなく、発電所にも置き換わることが期待されている。 しかしながら、キログラム当たり3万ドル(約400万円)超に及ぶ可能性のあるプラチナのコストが大きな制約となっており、燃料...
プローブピン材料 半導体製造の検査工程で用いられる貴金属系プローブピン材料。 半導体製造の前工程及び後工程で実施される検査用のプローブピンとして幅広い貴金属材料を取り揃えています。 プローブピン材料の用途 プローブピンの種類と特徴 主要なプローブピン用材料一覧 開発材料:TK-FS 開発材料:TK-SK シート(板材)のご提供...
審判の日(Judgement Day) 見間違いではない。研究チームは本当に、変幻自在な(専門用語で言えば「シェイプモーフィングな」)人型ロボットを開発した。このロボットは自身を「液体化」して、また元に戻ることができる。言い換えるならば、1991年の映画『ターミネーター2(原題:Terminator 2: Judgment Day)』に登場するアンドロイド「T-1000」のプロトタイプにそっく...
大気中から収集された水と太陽光エネルギーだけで作動し、水素燃料を生成できる機器は、研究者たちの長年の夢となってきた。このたび、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の化学技術者ケヴィン・シヴラ(Kevin Sivula)の研究チームは、この構想の実現に向けた重要な一歩を踏み出した。 研究室でのケヴィン・シヴラ氏 研究チームは、半導体ベースの技術と全く新しいタイプの電極を組み合わせた、独創...
米コロラド州ゴールデン──小惑星採掘は、いまだに実現はしていないものの、「天から降ってくるキャッシュフロー」を生み出せると期待されている。深宇宙には何十億ドル、何兆ドル、何千兆ドルもの価値が存在し、それを手に入れる機が熟していると主張されるなかで、すでに「権利の争奪戦」が始まっている。 これまで、小惑星の採掘に意欲的な宇宙採掘グループが、いくつも現れては消えてきた。そのあとには、困難にさらされ破...
目次 機械知覚の種類 機械がうまく模倣できる人の感覚は? 機械知覚は難しい? 主要AI企業は、機械知覚にどう取り組んでいる? スタートアップ企業やチャレンジャー企業は、機械知覚にどう取り組んでいる? 機械知覚にできないことは? 機械知覚(machine perception)とは、人が万物を知覚するのに似た方法で、感覚情報を取り込んで処理するコンピュータの能力を意味する...
田中貴金属グループの製造事業を担当する田中貴金属工業は2022年5月、鉱山由来の地金などを使用せず、100%リサイクル材のみを利用した再生貴金属材「RE(アールイー) シリーズ」を発表した。REシリーズは地球環境への悪影響を低減し、資源の枯渇を克服し、貴金属を多様な用途で使用する企業への安定的供給に貢献し、さらに循環型経済の実現に寄与する製品だ。 どのような経緯で「RE シリーズ」が生まれたのか...
MARVELはその名のとおり、驚異的なロボットだ。Top Image Credit:KAIST 拡大を続ける「ロボット犬」産業には、愛憎入り交じった感情を抱きやすい。一方では、多くのロボット犬は本物の犬に負けないくらいかわいくて敏しょうであり、他方では一部のロボット犬は頭に銃を装着している。 とはいえ、ロボット犬の最新の偉業をどう受け止めるかは判断に迷う。何しろ、壁を登ったり、天井を歩いたりで...
Top Image: フランス、ドゥエーにあるルノーの工場 ルノーの創業は1898年。コンピューターやインターネットが登場する、はるか昔のことだ。そのためだろうか。ルノーがハイテクで現代的な目標を掲げていることには、少しばかり驚きがある。例えばルノー・グループは、2040年までにヨーロッパでのカーボンニュートラルを達成することを目指している。これは、ステランティス(フランスの自動車メーカーグルー...
自動車触媒の世界市場規模は、2020年には136億3000万米ドル(約2兆260億円)だったが、2028年までに4.30%の年平均成長率(CAGR)で成長し、192億2000万米ドル(約2兆8600億円)に達すると見られている。売上拡大を引き続き推進するとみられる主な要因は2つある。環境汚染を巡って政府が厳しい規制を課していることと、自動車の排出ガスを最小限まで抑制する自動車触媒への需要が高まって...
コンサルティング企業EY(アーンスト・アンド・ヤング)の調査によると、英国ではビジネスリーダーの多数(81%)が、量子コンピューティングによって2030年までに産業界が大きく変貌すると見ている。確立されたビジネスケースがまだ存在しない技術だけに、これは思い切った主張ではある。それでも英国は、量子コンピューティングの応用が近い将来さまざまな産業に広がると見込んでいるようだ。 詳細を見る:Wha...
東京工業大学の研究者チームは、これまでに記録された中で、最も効率的に太陽エネルギーによって水を分解する色素増感型光触媒の最適化に世界で初めて成功した。研究チームが開発した、表面装飾を施した色素増感型ナノシート触媒は、非常に大きな可能性を示している。望ましくない逆反応を抑制し、水分解活性を最大100倍にまで高めることができるからだ。 水分子を分解して水素を生成できる最もシンプルな方法の一つは、光触...
米国に拠点を置く民間宇宙団体「ARCA Space」が計画する小惑星採掘プログラム「AMi(Asteroid Mining Program)」は、小惑星を採掘して貴重な鉱石を得ることによって、史上最大級の富の源泉を解き放つ10年計画だ。 最初のミッションは2027年に計画されており、プラチナ1000キログラム、3400万ドル(約48億7900万円)相当の採掘を目標としている。ただし回収カプセルは...
人工知能(AI)と機械学習の進歩により、二酸化炭素回収や、地球工学プロジェクトを通じた炭素排出削減が進む可能性がある。 詳しく見る:Curious Noses: Fighting climate change one garden at a time マイクロソフトでResearch for Industry(RFI)のマネージング・ディレクターを務め、Agri-Food(農業食糧)部門の...
米航空宇宙局(NASA)と米エネルギー省(DOE)は、宇宙核技術の推進に向けて提携している。NASAとDOEは2022年6月21日、核分裂を利用した原子力発電システムの設計について、3つのコンセプト提案を選定した。今回選定されたシステムは、月面での実証に向けて、2020年代末までに打ち上げの準備が整うとされているものだ。この技術は、有人月面探査を目指す「アルテミス計画」の下で今後行われる探索に役立...
揮発性有機化合物(VOC)は、室温では空気より軽い化学物質で、塗料用シンナーや香水などの特徴的な匂いの元となるものだ。 VOCは飽和蒸気圧が高く(蒸発しやすく)、水溶性が低いという特徴を持つ。常温では比較的不安定で、密封していないと気体状態で空気中に漂う。水への溶解度が低いので、水にはあまり溶けず、溶けたとしてもごく少量だ。 関連記事: The five states of matter: D...
アストロフォージ(AstroForge)はまだ若く、極めて野心的な企業だ。 米カリフォルニア州を拠点とするこのスタートアップは2022年1月に創業されたばかりだが、5月26日に史上初の存続可能な小惑星採掘企業になるという目標を発表した。 創業から数カ月のうちに、同社はシードラウンドで1300万ドル(約17億5500万円)を調達し、スペースXの「ファルコン9」ロケットの利用権も獲得。小惑星上...
太陽系は魅力的な目的地にあふれているが、米航空宇宙局(NASA)が運営できるミッションには限りがある。 NASAは、全米科学・技術・医学アカデミーの科学者に対して、惑星科学の状況を10年ごとに評価し、科学界にとって最優先とすべき問題を判断するよう求めている。「10年毎調査(decadal survey)」と呼ばれるこの壮大な取り組みでは、現在最新の報告書が公開されており、天文ファンたちが次の10...
貴金属は、急成長している自動車産業にとって重要なマテリアルとなっています。貴金属は、電子機器の集合体とみなすことのできる電気自動車や、水素をエネルギーとして使用する燃料電池車などの先進的なモビリティの発展に貢献しています。 自動車産業は、よりスマートで低燃費の製品に移行し続けているため、採用される貴金属部材も増加していくことが予想されます。ハイブリッド車で考えてみればおよそ3万3,0...
赤く輝く銅は、人類が初めて利用した金属であり、現在も産業に不可欠な金属だ。 中東で発見された最古の金属製品も銅でできている。紀元前5100年の小さな錐(きり)だ。米国の1セント硬貨もかつては純銅製だった(現在は97.5%が亜鉛、表面が銅メッキ)。 米地質調査所(USGS)によれば、銅は鉄、アルミニウムに次ぎ世界で3番目に多く消費されている産業用金属で、全体の約4分の3が電線、通信ケーブル、電子...
核融合によるグリーンエネルギー革命の実現が一歩近づいた。最先端の人工知能(AI)システムを利用して、超高温水素プラズマを核融合炉の内部で形成する(位置と形状を制御する)ことに初めて成功したのだ。 この実験の成功は、長年にわたる核融合発電技術の探究にAIがブレイクスルーをもたらす可能性を示唆する。化石燃料や核分裂に代わる方法として、核融合を現代の電力グリッドに導入するという目標に、大きく近づくかも...
金は、海賊の戦利品であり、超小型回路の材料でもある。少なくとも紀元前4000年から宝飾品に使われ、数十年前からはがんの治療にも使われている。虹の「根元」にあるとされる壺にも入っているし、宇宙飛行士が装着するバイザーのコーティングにも使われている。金は、古さと新しさ、そして神話と科学をシームレスに橋渡しする元素なのだ。 金の特性 元素周期表の79番目に位置する金は、認識しやすい元素の一つだ。展延性と...
米マサチューセッツ工科大学(MIT)と九州大学の研究者チームは、リチウム電池や燃料電池などのイオン(電荷を帯びた原子)の移動を利用した機器について、光を用いて機器の性能を著しく向上させることを可能にする仕組みを、世界で初めて実証した。 米マサチューセッツ工科大学(MIT)のハリー・テュラー(Harry Tuller)教授(写真右)と、ジェニファー・ラップ(Jennifer Rupp)客員准教授...
中国が、インテル(Intel)やAMDを含む外国の大手半導体メーカーと提携するための特別委員会設置を計画しているとNikkei Asiaが報じた。中国内で半導体のサプライチェーンを構築し、米国の制裁を回避することが狙いだ。 この組織は、「半導体越境産業サービス工作委員会」と呼ばれている。Nikkei Asiaの情報が正しければ、2022年前半に立ち上げられる予定だ。中国商務部が、工業情報化部の協...
米国エネルギー省(DOE)アルゴンヌ国立研究所とシカゴ大学の研究チームが、量子ビットを5秒以上にわたってコヒーレント状態(量子力学や量子光学において、古典的なコヒーレント光に最も近い量子状態のこと)に維持する新記録を樹立した。学術誌『Science Advances』に論文として掲載された。この研究結果は、量子コンピューターから実用的な成果を引き出すための重要なステップだ。量子コンピューターの性能...
従来の銅と比べて100倍以上も速く効果的に細菌を殺す、新たな銅表面素材が開発された。増大する抗生物質耐性細菌の脅威に対抗する武器になりそうだ。 今回の新たな銅素材は、オーストラリアのRMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)と、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の共同研究で生まれたものだ。研究成果は、学術誌『Biomaterials』に論文として掲載された。 銅はこれまでにも、あ...
英国のロイヤル・ミント(Royal Mint、2010年に王立造幣局の業務を受け継いだ国有企業)は2021年10月、廃棄されたスマートフォンやノートパソコンなどから金を回収する事業を開始すると発表した。 カナダのスタートアップであるエクサー(Excir)が、回路基板から貴金属を抽出する技術を提供する予定であり、英国はこの技術の恩恵を受ける世界最初の国となる。 ロイヤル・ミントはこの決定に至った...
2021年の世界中の自動車業界は、かなりの「悪路」を経験してきた。サプライチェーンの問題と、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックをきっかけに起こった巨大な変化の後の同業界は、「これまでと同じには決してならないだろう」とCNBCは報じている。自動車業界は、「過去最低」の車両在庫数という状況に陥った(最大の原因は半導体チップ不足だった)ものの、「消費者需要が回復力を見せ」、利用で...
捕捉した二酸化炭素(CO2)を、燃料やその他の有用な石油化学物質に変換する多機能触媒が、サウジアラビアのキング・アブドゥッラー科学技術大学(KAUST)で開発された。従来の化石燃料に依存しないサステナブルなグリーンエコノミー確立への貢献が期待されている。研究を率いたホルヘ・ガスコン(Jorge Gascon)によると、この触媒は新規の二酸化炭素排出を防ぎ、増え続ける二酸化炭素排出量を減少に転じさせ...
ポール・M・サター(Paul M. Sutter)は、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校とフラットアイアン研究所に所属する天体物理学者だ。PodcastやYouTubeで配信しているシリーズ「Ask a Spaceman」「Space Radio」のホストを務め、『How to Die in Space』の著者でもある。 宇宙は、「何かと何かを衝突させること」がとても得意だ。宇宙では、あり...
NASAが、小惑星への片道ミッションに宇宙探査船を送り出した。小惑星に到着したら、探査船はその場で退役する。 NASAは現地時間2021年11月23日午後10時21分、小惑星の軌道を変える実験のため、DART(Double Asteroid Redirection Test=二重小惑星軌道変更試験)探査機を、スペースX(SpaceX)のファルコン9(Falcon 9)ロケットに搭載し、カリフォル...
レーザーを用いたナノ粒子の製造技術は、純粋に化学的な製造方法の代替となる、強力で柔軟な手段を提供するものだ。レーザーで合成された貴金属ナノ粒子は、特異な表面特性を有するため、触媒としての重要性が近年ますます大きくなっている。高価な貴金属材料の消費を最小限に抑え、さまざまな電気化学的触媒の活性種を最大限に利用するために、ナノスケールや原子スケールの材料の設計に努力が注がれている。 金属ナノ粒子のサ...
2021年9月24日 化学工業日報 田中貴金属工業は、半導体前工程用にルテニウム成膜材料の実用化を進める。ALD(原子層堆積)/CVD(化学的気相体積)用の前駆体材料(プリカーサー)で、先端ロジックのコンタクト配線層やDRAMのキャパシター電極で試作評価が進行。ロジックのナノメートルノードなど次世代品以降を念頭に材料開発を推進する。リサイクル技術も並行して確立し、持続可能なプロセスとして数年後の...
2021年8月19日 化学工業日報 田中貴金属グループの田中電子工業は、世界トップシェアのボンディングワイヤーで製品高度化を進める。 金属種や線径などフルラインアップを持つ強みを生かし、銅の採用が始 まるパワー半導体に加えて次世代通信、車載など成長市場を捉える。リチウムイオン2次電池(Lib)などの非デバイスや、ワイヤー技術を生かした新領域開拓も推進する。世界5拠点体制によるBCP(事業継続計画...
マサチューセッツ工科大学(MIT)のエンジニアと韓国の研究チームは、汗に耐性を持ち、快適に装着できる「電子皮膚(Eスキン)」を開発した。センサーが組み込まれたこの粘着パッチは、装着者が発汗している時でさえ故障したり剥がれたりせずに健康状態をモニターできる。 エンジニアたちは、汗に耐性を持ち快適に装着できる「電子皮膚」を開発した。センサーが組み込まれた粘着パッチで、装着者が発汗している時でも健康...
ロボット工学は、指数関数的成長の段階に入ろうとしている。驚くようなものから平凡なものまでロボットの用途はますます多様化し、新たな用途も生まれている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックという文脈に限定しても、公共空間の消毒や感染源になりうる物の取り扱い、患者への医療行為などこれまでになかった領域でロボットが導入されている。 ロボット工学の応用の地平がさらに広がるなかで、この成...
過去数十年にわたって国際的に実施されてきた海底掘削調査により、海底のさらに下に大規模な地下生物圏が存在する証拠が得られている。そこでは、海底直下を循環する流体の運ぶ化合物から生み出されるエネルギーが、地球の奥深くで生態系を織りなす微生物を支えている。一方、大陸の地下にも同様の生物圏が存在するが、そうした場所へのアクセスは海底と比べて難しいため、地下における化学無機栄養細菌(化学合成独立栄養細菌)の...
燃料電池自動車は、必要な電流を自ら作り出す。必要とされる水素の充填は、従来の内燃機関車両への燃料補給と同様にスピーディに行われる。 photo: Shutterstock 1871606383 Industrieanzeiger 2021年6月22日 田中貴金属の触媒膜の開発により、水素燃料電池における電解質膜の耐久性を4倍に高めることができます。排ガス浄化触媒にも同社の貴金属が使われています...
まるで、2人のスーパーヒーローがついにタッグを組んだかのようだ。世界最強の電気パルス発生装置である米サンディア国立研究所のZマシンと、世界最高出力のレーザー光源である米ローレンス・リバモア国立研究所の国立点火施設(NIF)が、10回にわたる一連の実験で、超高圧下における金とプラチナの反応を詳細に調査した。 File image of Sandia's Z Machine. 実験では、金とプラ...
米カリフォルニア大学リバーサイド校の技術者らが率いる研究チームが、地球上の水から危険な化学物質を除去するための触媒を開発した。この触媒を使えば、火星の土壌を農業に適したより安全な状態にしたり、火星有人探査で使用する酸素の生産を助けたりするのも可能になるかもしれない。 過塩素酸塩は、塩素原子1個に酸素原子4個が結合した陰イオンで、地球上の一部の土壌で自然に発生し、火星の土壌にも特に豊富に含まれてい...
この記事は、インテルからの資金提供で実現したTechnology Insightシリーズの一つです。 データセンターの帯域幅需要が急増している一方で、演算装置、ストレージ、ネットワークリソースのあいだをつなぐ電子的接続の性能をさらに向上させることが難しくなってきている。こうした問題に対処するため、サーバの相互接続が、光入出力へと速やかに移行しつつある。その一例として米半導体大手インテル(Inte...
ウェアラブルな電子機器やバイオセンサーは、健康状態のモニタリングにぴったりのツールだが、使いやすい電源を見つけるのは難しかった。最近になって、日本の科学者たちのグループが、ウェアラブルなバイオ燃料電池アレイの開発と実験に成功した。使用者の汗に含まれる乳酸から電力を作り出す仕組みで、体液だけで動く電子健康状態モニタリングへの扉を開くものとなりそうだ。 この数十年間で、電子機器の小型化が著しい進歩を...
2021年3月8日 電子デバイス産業新聞 田中貴金属グループの事業概要を見れば、実に全体の70%を産業用貴金属製品が占めていることがわかる。巷間、知られているような貴金属宝飾品と資産用貴金属商品は約30%となっており、田中貴金属グループの主力は、産業向け製品にあるのだ。それでいて産業事業とコンシュマー事業が補完しあう形で、年度ごとの外的要因に柔軟に対応するという、かなり基盤のしっかりした事業形態で...
柔軟性のある電極は、スマートウォッチ、フィットネス・トラッカー、健康管理デバイスなど、多種多様なウェアラブル技術の開発にとって決定的に重要になる。ウェアラブル機器内の電極は、理想としては引き伸ばされたり歪められたりしても電気伝導性が保持されるべきだ。 これまでに開発された柔軟な電極の多くは、弾性のある基板上に配置された金属薄膜で構成されている。この種の電極の中には柔軟で電気伝導性の高いものもある...
ドイツと中国の研究チームが、バイオマスからバイオ燃料をつくり出す新たな合成方法を発見した。バイオマスから生成された5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)と呼ばれる物質を、バイオ燃料に適した2,5-ジメチルフラン(DMF)に変換するものだ。 研究チームは、従来の方法と比べて、より穏やかな反応条件下で、より高い収量と選択性(起こったすべての化学反応のなかで目的の反応が占める割合)を実現した。 ...
by MAURA KELLER この記事はAmerican Recyclerが執筆したものです。 1年前までは世界的なパンデミックが生活を根底から変えてしまうという発想は、全くのサイエンスフィクションだと思われていたことだろう。世界経済の不透明性と大統領選挙年の伝統的な課題が、金属リサイクル市場の先行き不透明さを増長させている。 Li-Cycle社の事業開発・執行担当のSean Grixti氏...
バッテリー技術は、時に不安定で、変動が大きくなる場合がある。この2つの性質が、バッテリー技術の安全性と信頼性を損なっている。バッテリーセルの化学的・熱的状態の経時変化を能動的に監視することは、事故や誤作動などを引き起こす可能性のある変化を検知し、問題が生じる前に介入する機会をユーザーに与える助けとなる可能性がある。 仏高等教育機関コレージュ・ド・フランスと、香港理工大学の研究チームはこのほど、セ...
産業用相場情報 この貴金属価格は、当社調べ業者間取引参考価格(税抜)であり、資産用地金の価格(店頭小売価格)とは異なりますこと、ご了承ください。(資産用地金の価格は https://gold.tanaka.co.jp をご覧ください。)本価格はあくまでも業者間取引における過去の参考価格であり、本価格での取引を保証するものではありません。 最新の貴金属相場推移 (2023年12月) ...
マサチューセッツ工科大学コンピューター科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)が発表した2つの技術論文では、ソフトロボティクス(生物の組織のような柔らかい素材でできた機械)の新たな用途が提案されている。さまざまな形、重さ、大きさの物体をつかむことが目標だ。 1つ目の研究は、既存の研究をベースにしたもので、折り紙からインスピレーションを得た、中空の円すい形をしたグリッパー(ロボットハンド)を使っ...
エヌビディア(Nvidia)は6月23日、2019年1月に発表していたメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)との提携拡大に言及し、車載コンピューティングシステムとAIインフラストラクチャーを2024年から本格展開する計画を明らかにした。両社によると、このプラットフォームはメルセデス・ベンツの次世代車両シリーズ全体に展開されるもので、アップグレード可能な自動運転機能を導入するという。 エ...
移動体通信技術の標準規格を策定する世界的組織3GPPは7月3日、5G New Radio(5G NR)技術の仕様セットの第2弾となるリリース16を最終決定し、5Gがひとつの節目を迎えた。 1つ前のリリース15によって、モバイルブロードバンドの強化を目指して、標準に準拠した5G NRの商用展開を可能にする基盤が定まった。リリース16の狙いは、新たな機能とさまざまな分野への展開に向けた拡張であり、ア...
本記事の著者イアン・ボイド(Iain Boyd)はコロラド大学ボルダー校教授で、専門は航空宇宙工学。オリジナルの記事はThe Conversationに掲載された。 NASAとイーロン・マスク(Elon Musk)の両方が火星旅行を夢見る今、長距離有人宇宙ミッションの実現が近づいている。しかし意外かもしれないが、現代のロケットは過去のものと比べて、それほど速くなっていない。 宇宙船は高速である...
「電子的皮膚(Eスキン)」は、薄い皮膚のようなシート状の、装着型の高感度アドオンデバイスであり、皮膚表面に装着することで、正確な生体データを測定できる。 現在開発されているEスキンは、機械的強度や伸縮性といった面でヒトの皮膚に近い特性をもつことになる。さらに、温度や圧力といったさまざまな感覚を測定する機能を備える見込みだ。 デバイスの開発 カリフォルニア工科大学のウェイ・ガオ(Wei Gao...
「自己修復する人工衛星」という概念が、SFの世界から飛び出そうとしている。航空宇宙技術者たちは、宇宙空間で動かなくなった人工衛星を修理し、燃料補給を行うための技術を開発しているのだ。 シンシナティ大学の工学者たちは、宇宙空間で故障した人工衛星を修理するという目的のもと、単独で、さらには共同で機能するロボットネットワークを構築している。最新のスマートテクノロジーに基づく技術だ。 人工衛星のダメー...
デザイナーやエンジニアやプログラマーたちが、警告音を耳にした。以来、ここ数週間のあいだに、創意工夫の波が押し寄せている。物置小屋で日曜大工にいそしむ人々やハイテク機器メーカーが、先を争うようにして、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対抗するためのツールを開発しているのだ。 しかし、こうして生まれたイノベーションの多くは、答えと同時に新たな疑問をもたらしている。3Dプリントはついに、オ...
1971年、アポロ15号のミッションによって、月面に初めて月面車が持ち込まれた。これにより宇宙飛行士は、17マイル(約27km)を超える月面の範囲をカバーできるようになった。徒歩で行われていたそれまでのミッションと比べると、4倍以上の範囲だ。翌年のアポロ17号のミッションでは、22マイル(約35km)を超える距離記録が月面車で達成された。 しかし、このどちらも、2020年代の終わりに実現するかもし...
地球外生命体は、どんな姿をしていて、どんな痕跡を残すのだろう? もし地球以外の惑星に植物やプランクトンに相当する生物がいて、その星の大気を酸素で満たしていたら、あるいは高度な文明が存在して人工衛星を打ち上げていたら、惑星全体に変化が及び、地球のわたしたちもそれに気づくかもしれない。だがもし、地球外生命体が小さいサイズで、数も少なければ、その影響力はわずかなので、地球のすぐそばにいたとしても発見する...
コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の展示会場。部屋の向こうにあるサムスン(Samsung)の冷蔵庫「ビスポーク・プラント(Bespoke Plant)」は、ここから見ると普通の高級冷蔵庫だ。しかし歩み寄ると、近接センサーが反応し、扉が透明になる。そして、マスタードや牛乳の代わりに、内部で栽培されている植物があらわになる。 ビスポーク・プラントはまだ試作品だが、サムスンのさまざまな...
人類は何千年も前から、ほぼ同じ方法で食料を手に入れてきた。野菜や果物の種をまいて成長するのを見守り、生まれた家畜を育てて屠殺する――。自然が、ほどよい量の雨と太陽光をもたらしてくれるのを願いながら。 いまは、もっといいアイデアがあると起業家たちは口をそろえる。現行の農業は、地球にとって好ましくないというのだ。畑や牧草地が、木を植えられる土地を占拠している。水は貴重さを増しているというのに、農業の...
オーストラリアで発生した森林火災は非常に広範囲に及び、その影響は宇宙空間からでも確認できるほどだ。黒焦げになった火災現場の野生動物や、破壊し尽くされた森林などの衝撃的な映像によって、森林火災が人間の生活や安全を脅かすだけでなく、生物多様性にも深刻な脅威をもたらすことが明確になった。だが、環境保全に関するこの問題は、個々の動物が直面する当面の苦難だけにとどまるものではない。 2019年9月に始まっ...
身体に優しい手術・治療に最適な貴金属の応用と価値 いま医療の現場で最も求められているのは、新しい医療デバイスを開発することです。医療デバイスを開発するための鍵は、「医療分野」と「技術分野」の連携です。私たちは、新しい医療デバイスの素材として貴金属の特性が活かせると考えています。最新の医療デバイスに使わる貴金属素材の開発を進めています。 研究者・開発者 長谷部 光泉東海大学医学部医学科 教授...
AuRoFUSE™による接合技術が実現する未来 金ナノペーストを用いた半導体パッケージング技術 ~低温融着・高信頼性でLED照明、パワーデバイス、MEMSを安定に 研究者・開発者 小柏 俊典田中貴金属工業 金属材料開発部 金ナノ粒子をペースト状にした材料は、従来の銀ペースト材料と違い信頼性が圧倒的に高く、また200℃で加圧なしで作業できるため鉛フリー材料として作業コス...
SuPR-NaP法を用いたフレキシブルタッチパネルセンサー 田中貴金属、産総研、東京大学と山形大学の産学官が連携し、わずか0.8µmの超微細配線による透明かつフレキシブルな基板が誕生しました。 研究者・開発者 久保 仁志田中貴金属工業 化学材料開発部 長谷川 達生東京大学大学院工学系研究 教授 AISTフレキシブルエレクトロニクス研究センター 日本のマイクロエレ...
車載材料 高機能、少貴金属、信頼性貴金属の無限の可能性を追求します。 劣悪な環境下での接触信頼性、高温下での酸化耐性、各種反応を促進する高い活性、高電圧放電に対する耐久性など、貴金属が本来有する優れた物性に車載材料に求められる機能を付与、開発から機能保証まで一貫してお客様のために新たな価値を創出します。 車載用材料開発 開発製品 製品・用途 車載用材料開発 ■種類 ...
貴金属クラッド材 薄張りから厚張りまで、自由に多層化、多条化が可能。しかも幅、厚みが自由に選べる長尺材です。 銅、鉄系材料をベースに貴金属をクラッドした長尺材。独自の連続接合技術により、多層化、多条化、幅、厚みの自由度をさらに高めました。必要最小限の貴金属で最大の効果を発揮する低コスト材料です。ご要望に応じて、ベリリウム銅のベース材や、はんだ付きクラッド材も提供可能です。 貴金...
アップルは2019年9月、新型の「iPhone 11」シリーズに搭載される「タプティック・エンジン」に、リサイクルしたレアアースを使用するよう製造者に求めたと発表した。 タプティック・エンジンとは、iPhone 11、11 Pro、11 Pro Maxの触覚フィードバック(タッチパネルを振動させてボタンを押したようなリアルな感覚を再現する機能)を動作させるもので、アップルが開発した技術だ。Appl...
接合技術 貴金属素材 広く、薄く、長く、細く・・・。さまざまな形状に加工した貴金属をお届けします。 ダイボンド用銀接着剤 高熱伝導・高信頼性。パワーデバイス用途のSi、次世代半導体SiC、GaNに対応するダイボンド用導電性接着剤。 各種厚膜ペースト・粉末 電子部品やセンサ部品の高性能化に寄与、安定した品質をお届けします。 金...
Profile - 絵で見るTANAKA グローバルネットワーク 97 拠点 ※ 営業拠点、工場の合計拠点数 ...
About TANAKA 田中貴金属の理念や技術、取り組みをご紹介します。 TANAKAの強み 1885年の創業以来、貴金属のスペシャリストとして歩んできた、田中貴金属の理念 詳しく見る ...
創業以来、世界中のものづくりを支え続けてきた田中貴金属の産業事業。これからも貴金属を核とした素材の研究開発と、安定供給を通じて、 環境問題、エネルギー対策、環境汚染対策に積極的に挑戦し、ゆとりある豊かな社会の実現と美しい地球の未来に貢献します。 サーキュラーエコノミー 貴金属の資源を守ることは、産業の未来を守ること。 希少な...
TANAKAの技術 限られた資産を最大限活かす「都市鉱山」 貴金属は産出量が少なく、大変貴重です。 限られた資産である貴金属を活かす、田中貴金属の取り組みを紹介します。 一般的に金 (Au)、銀 (Ag)、白金 (Pt)、パラジウム (Pd)、ロジウム (Rh)、イリジウム (Ir)、ルテニウム (Ru)、オスミウム (Os) の8つの元素を指す貴金属。これらは優れた特性を持...
TANAKAの技術 様々な場面で使用される不溶性電極 「不溶性電極」について、田中貴金属の取り組みをご紹介いたします。 不溶性電極とは、主に電気分解やめっき用の電極で、化学的にも電気化学的にも溶解しないかあるいは溶解の少ない電極のことです。今回は「不溶性電極」について、田中貴金属の取り組みをご紹介いたします。 電極の歴史 不溶性電極は古くは黒鉛電極が使用されてきましたが、...
TANAKAの技術 理化学用実験器具の貴金属材料 田中貴金属の理化学用実験器具に使用される貴金属材料のラインアップを紹介します。 白金加工製品は、理化学用に限らず最先端技術分野で幅広く使用されており、産業界のさまざまな分野の技術開発、基礎技術研究で大きな役割を果たしています。今回は、田中貴金属の理化学用実験器具に使用される貴金属材料のラインアップを紹介します。 貴金属材料のライ...
TANAKAの技術 さらに輝度を3%UP! 高輝度LEDの限界を引き上げた、そのカギは。 各メーカー担当者が日夜研究開発を行う「輝度」の向上。その効果についてご紹介します。 注目されるLED。その中で重要視される「輝度」とは? 電力不足が憂慮される昨今、自動車メーカーや電気・機械メーカーでは夏場に休日操業、サマータイム、自家発電装置の導入、さらには自社・関連会社等の電球を...
TANAKAの技術 Bonding Lab 金ボンディングワイヤ製造工程編その2 今回は、熱処理工程で実施される引張り試験に焦点を合わせて、ボンディングワイヤの最も代表的な物理的性質である機械的特性を解説します。 金ボンディングワイヤ製造工程編その2では、前回の続きとして熱処理工程と巻取り工程を説明します。今回は、熱処理工程で実施される引張り試験に焦点を合わせて、ボンディング...
TANAKAの強み play_arrow貴金属を究める play_arrowトータルソリューション play_arrow究極のコストダウン「リサイクル」 貴金属のリーディングカンパニー 田中貴金属は、貴金属を取...
TANAKAの強み play_arrow貴金属を究める play_arrowトータルソリューション play_arrow究極のコストダウン「リサイクル」 リサイクル加工でさらなるコストダウン ...
研究助成金 貴金属に関わる研究助成金 受賞者 田中貴金属記念財団では、貴金属の新分野を開拓醸成し学術、 技術と社会経済の発展に寄与することを目的に、 多くの人々に対...
販売拠点 ソリューション営業による柔軟なサポート体制貴金属を中心にさまざまな領域をカバーする貴金属の専門家企業集団として、常に緊密な連携を取り合いながら、万全の体制で皆様のご要望にお応えしていきます。 ご要望に応じてその都度、最適な解決策を提案する営業マインドと、日本国内はもとより、アジア、北米、ヨーロッパにサポ...
信用・信頼の証 Good Delivery Referee 貴金属の世界標準はTANAKAが創る TANAKAは世界で流通する貴金属の品位を保証するために公認溶解業者を審査する 日本で唯一の公認審査会社です。 公認審査会社就任は、世界最高水準の技術の証し 田中貴金属工業株式会社は、2003年12月、世界の金・銀市場にて 最も権威のあるロンドン金市場の登録認定機関「ロンドン地...
沿革・歴史 時代を読み、ニーズをとらえ、技術開発に挑戦し、歴史を築き上げてまいりました 田中貴金属は、創業の1885(明治18)年から現...
SOLUTION 貴金属の可能性を追求し続ける歩み続ける田中貴金属が、卓越した専門性と豊富なノウハウで、お客様のビジネスを成功へ導くお手伝いをいたします。 製品ソリューション 製造課題を解決に導いた、田中貴金属の代表的な製品をご紹介します。 詳しく見る 半導体製造と田中貴金属 1885年の創業以来、貴金属のプロフェッショナルとして日本の製造業と共...
解決事例 コネクターへの最適なめっきプロセス 取引先からのコスト削減要求…ピンチをチャンスに変えたのは、コネクターの「めっきプロセス」を変更する、大胆な一手。 電子情報機器部品メーカーY社 電子機器業界は、いかに「売れる商品」を開発し市場のシェアを握るか。しかも安い商品を提供するために、日夜激しい開発競争が繰り広げられています。 こうした商品開発の裏には、部品レベルでのさまざまな課題...
解決事例 製造装置へのめっき加工 もはや限界かと思われた「生産性の向上」と「コスト削減」。生産ラインの停止を1/3に抑えた「めっき加工」とは? 半導体メーカーA社 市場の拡大が著しい半導体市場。盛り上がりの裏では、海外メーカーを含めた競争が激しく、各社、生産性の向上とコスト削減が重要課題となっています。今までと同じレベルでの企業努力では既に限界が見えはじめ、新たな取り組みが求められて...
解決事例 高品質かつ低コストな厚膜ペースト 納期はわずか2ヵ月後。新製品の成功には、高品質かつ低コストな「厚膜ペースト」が不可欠だった。 セラミック基板メーカーZ社 小型化が進む通信用や車載用の制御モジュール。新しい製品が頻繁に市場に投入されるたびに、性能アップとコストダウンへの対応が求められています。 取引業者、インターネット…低コストかつ高品質な「厚膜ペースト」を探す日々 取...
解決事例 高精度・高耐久・低コストなビード皿 納品先からのクレームで、成分分析精度の低下が発覚!高精度・高耐久性はもちろん、低コストまで実現させた秘密は? 窯業メーカーW社 品質保証部 原因は成分分析に使用する「ビード皿」の老朽化。W社の取った対応は… 窯業メーカーW社は、製造の前段階で行う原材料検査を自社で行っています。Pt合金製のビード皿を使用し、原材料をガラス化させた上でX線に...
製品ソリューション 自動車の未来を支える貴金属 意外と知られていない自動車における貴金属の役割についてご紹介いたします。 自動車を取り巻く環境 鉄、アルミ、銅など多くの金属が構成部品として使用される自動車ですが、貴金属も含まれているのをご存知ですか?意外と知られていない自動車における貴金属の役割についてご紹介いたします。 日本が誇る工業製品である自動車。その普及によって私たちは生...
製品ソリューション 田中貴金属の「少貴金属」・「リサイクル(回収・精製~再製品化)」― 環境技術 ― 用途に応じて、貴金属の使用量低減や代替による“少貴金属”をご提案しております。 「少貴金属」への取り組み 貴金属の特性を知りつくしている田中貴金属では、それぞれの用途に応じて、貴金属の使用量低減や代替による“少貴金属”をご提案しております。貴重な資源である貴金属の有効活用をご提案し、...
製品ソリューション 田中貴金属の「貴金属めっき加工」 ― 貴金属被膜形成 ― 貴金属を扱う会社ならではの「一貫した対応」と「豊富なナレッジ」が強みです。 ...
製品ソリューション 田中貴金属の「白金系理化学器具」― 装置・測定機器 ― 従来加工品と比べ高精度加工を実現し、さまざまなご要望に対応することができます。 概要 白金(プラチナ)は、融点が高く、他の物質と反応しにくいなど、安定した特性を持っています。このため、理化学用の実験器具(るつぼ、ビード皿、蒸発皿、ボート等)として高い需要があります。実験では酸やアルカリ性の薬品を使用したり、...
製品ソリューション 田中貴金属の「厚膜ペースト」― 貴金属被膜形成 ― 貴金属を扱う会社ならではの「一貫した対応」と「豊富なナレッジ」が強みです。 厚膜ペースト お客様のご要望に合わせて、粉末から厚膜ペーストまで製造・加工を一貫して行います。製造スタッフの3割が開発専任であることから、きめ細かな対応によってご要求特性・性能を最大限引き出します。 ペースト製品 検査─出荷 厚...
センサ材料 各種厚膜ペースト・粉末 電子部品やセンサ部品の高性能化に寄与、安定した品質をお届けします。 ばね性貴金属接点 微細なスリットパターンに追従。製品の小型化に貢献します。 白金系細線材料 細線化で小型化、低消費電力化、他の課題改善に対応。確かな細線加工技術。 白金クラッド線 強度、耐熱、耐食、耐酸化など、白金の特性を...
ガラス溶解装置・理化学品 ガラス溶解装置用白金材料 苛酷な条件に耐えるガラス溶解装置を、ご要望の仕様で製作いたします。 白金コーティング 耐火物の機械的特性と、白金族の耐腐食性のもたらすシナジー効果により、生産ラインの効率運用に寄与します。 白金系るつぼ 高度な加工技術により、高品質な製品を短納期でお納めします。 白金系...
カーボンニュートラル(脱炭素)・エネルギー・環境 燃料電池/水電解(PEM形)用電極触媒 燃料電池用電極触媒をグローバルに安定供給し、さらなる高活性、高耐久触媒の開発に取り組んでいます。 貴金属めっき電極 (PEM形水電解用GDL・不溶性電極) 不溶性電極で培われためっき技術で電気伝導性・耐久性・ガス拡散性に優れたPEM形水電解用電極を提供します。 ...
ガラス溶解/PGM機能材 ガラス溶解装置用白金材料 苛酷な条件に耐えるガラス溶解装置を、ご要望の仕様で製作いたします。 ...
金・金接合用 低温焼成ペースト AuRoFUSE™ サブミクロンサイズの金粒子が持つ低温焼結性能に着目 サブミクロンサイズの金粒子が持つ低温焼結性能に着目し、200℃で金-金接合可能なハロゲンフリーの金ペーストを開発しました。本ペーストはサブミクロンサイズの金粒子と溶剤のみで構成され、低電気抵抗(5.4µΩ・cm)で、高熱伝導度(150W/m・K)な金属接合を提供できます。 ■使用方法...
ボンディングワイヤ 供給量世界一(*)TANAKAのボンディングワイヤ 金属接合材料として、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)の極細線(10∼38µm)やパワーデバイス用の太線(100∼500um)等 のボンディングワイヤ及びリボンを提供しております。表面が平滑且つ清浄で寸法安定性に優れたワイヤを、金属接合のノウハウも含めたソリューションと共に提案しま...
バンピングワイヤ 高さが安定した優れたバンプを形成します。 あらゆる電子部品の小型化、薄型化、高密度化等の要求に対応できるワイヤバンプ法によるバンプ形成が可能なワイヤを提供します。ICやLSI等の半導体デバイスをはじめ、極小の電子デバイスの接合に安価で高さが安定した優れたバンプを形成します。 ...
電気接点材料 銀-酸化物系カドミウムフリー接点材料。幅広い用途に対応します。 リレー、スイッチ等の接点材料として、微細な酸化物粒子を銀マトリックス中に均一に分散させることで、耐久性能、接触信頼性向上に貢献します。ご要望に応じて、これら銀-酸化物接点材料は、リベット接点、クロスバー接点等さまざまな形状で提供可能です。 ■特長 酸化物の均一分散により、安定した接触抵抗 優れた耐溶...
金コロイド 迅速かつ丁寧なサポートとともに高品質な製品をお届けします。 独自のプロセスにより、診断薬、バイオセンサの製造を可能にする金コロイドを生産、万全の品質管理体制で提供いたします。 金クエン酸コロイド ■特長 ナノサイズの金粒子が分散したコロイド溶液 金粒子は高純度で狭い粒度分布を有した球状 金粒子表面は容易に表面修飾が可能 100%国内製造のため、必要な時に必要な量の...
金―すず合金 組立材料 高い封止・接合信頼性への提言、金-すずろう材。あらゆる用途、あらゆる加工条件にフレキシブルに対応します。 高周波デバイスや光通信デバイスの接合材、高温はんだ鉛フリー代替材料として使用できる金-すず合金材料です。 ろう材単体での供給のほか、蒸着材やスパッタリングターゲットへの加工も可能です。更に金属材料やセラミックスに必要な分量だけ予め溶融接合した融着加工品としても、...
高純度蒸着・接合・封止材料 高品質の製品を、幅広く取り揃えています。 半導体部品に使用される蒸着用材料をはじめ、精密部品の接合・気密封止に用いられる多品種の製品を取り揃えています。 また、従来品よりAu品位が高い高品質Au蒸着材 - SJevaもラインナップ。微細配線や医療機器用途において、生産性の向上やコスト削減に貢献いたします。 高純度蒸着・接合・封止材料 概要 高品質Au...
貴金属めっき電極 (PEM形水電解用GDL・不溶性電極) 再生可能エネルギーを活用したグリーン水素の生産にPEM型水電解は最適な方式のひとつです。 当社は不溶性電極で培われためっき技術で電気伝導性・耐久性・ガス拡散性に優れたPEM型水電解用電極(給電体/GDL/PTL)を提供し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。 P...
燃料電池/水電解(PEM形)用電極触媒 カーボンニュートラル実現に向けた触媒の開発と安定供給 固体高分子形燃料電池(PEFC)は水素利用のアプリケーションとして既に世界各国で導入・実用化が進められています。特にバス、トラックなどモビリティー用途や常設・非常用の電源として普及が始まっています。当社ではこれらの用途に向けて電極触媒をグローバルに安定供給し、さらなる高活性、高耐久触媒の開...
Precious Metal Film Formation Methods 各種めっきプロセス 高機能なめっきプロセスをご提案します。 半導体・エレクトロニクス部品から装飾品まで、貴金属めっき液をはじめとした各種めっきプロセスを揃えています。それぞれの用途に応じためっき特性と、生産性の高いプロセスをご提案します。 純金めっき 金合金めっき 金ストライクめっき 無電解金めっき ...
貴金属ろう材 用途に合わせて、材質、形状ともに幅広くお届けします。 さまざまなろう付条件に適合する材質、形状を取り揃えています。金属同士の接合に優れ、封止や部品固定用に最適です。 ■特長 用途に応じて種々の融点を示すろう材の選択が可能 品種により、テープ、プレス材、ワイヤ、粉末、およびペーストでの供給が可能 各種ろうの融点 ※ニッケルろう、アルミ、マグネシウム...
貴金属素材 微細なスリットパターンに追従。製品の小型化に貢献します。 マルチワイヤブラシコンタクトは、極細線を並列に多数本束ねた、多点接触構造により高信頼性を実現した摺動用ブラシ型接点。微細なスリットパターン上に描かれた回路より電気信号を確実に読み取り、製品の小型化に大きく貢献します。 また、板ブラシコンタクトは貴金属クラッド材との組み合わせにより、高性能の貴金属...
貴金属化合物 用途に応じて、あらゆる貴金属化合物を製造・供給します。 めっき薬品や触媒として、多くの産業分野で使用される貴金属化合物。シアン化金カリウム・塩化パラジウムなどの一般的なものから複雑な有機貴金属化合物まで、用途に合わせて柔軟に生産し、万全の品質管理体制で提供いたします。 ■特長 めっき等に使用される貴金属化合物を安定供給 均一系触媒として使用される有機貴金属化合物...
貴金属素材 広く、薄く、長く、細く・・・。さまざまな形状に加工した貴金属をお届けします。 わたしたちの身近にあるさまざまな製品には、「貴金属」はなくてはならない素材として使用されています。また、現代の先端技術を支える素材としても「貴金属」の可能性は無限です。 田中貴金属のあらゆる製品のベース・スタートとなる素材加工。さまざまな形状に加工した貴金属をお届けします。 ...
貴金属ナノ粒子 原子・分子サイズではない、クラスター貴金属ナノ粒子 触媒、バイオセンサー、メモリー分野での応用が期待されています。 ■特長 高貴金属濃度でありながら、ナノ粒子均一分散の安定性に優れている。 2元系貴金属組成や水の分散媒に対応。 貴金属ナノ粒子は… ・貴金属ナノ粒子(1~100nm)を液体や固体中に分散させたもの ・安定に分散させるために各種保護剤が用...
白金クラッド線 強度、耐熱、耐食、耐酸化など、白金の特性を最大限に活かしました。 耐熱素材のモリブデン、電子部品用リード素材としての鉄ニッケル等を芯材に、白金を被覆したクラッドワイヤ。素材と白金の性能を最大限に活かします。 ■特長 白金めっきワイヤに比べ、より高い接合強度を実現 ピンホールのない平滑な表面を実現 白金の被覆により、優れた耐食性、耐熱性、耐酸化性、導...
白金コーティング ACT加工によるPt膜 耐火物の機械的特性と、白金族の耐腐食性のもたらすシナジー効果により、生産ラインの効率運用に寄与します。 耐火物表面への溶射による白金・白金合金の被膜形成を行うことで耐火物のガラス耐腐食性の飛躍的向上が可能となり、従来の白金加工製品と比べて少ない貴金属使用量により効率的なガラス製造を行うことが出来ます。 ACT™(Advanced Coat...
白金系細線材料 細線化で小型化、低消費電力化、他の課題改善に対応。確かな細線加工技術。 白金系細線は、その安定した耐環境性、電気的特性により、各種センサ、医療、電極用等に広範に使用されています。 ■特長 極細線への対応が可能(~Φ10µm) 線材表面の平滑性、洗浄性に優れた細線加工技術 要求により各種白金合金材、酸化物分散強化型白金の供給可能 代表的な白金、白金合...
白金網 貴金属、特に良好な耐食性・耐熱性をもつ白金を用いた高品位な「白金網」をご提供いたします。触媒用・各種電極用としてご使用されています。 ■基本仕様 Pt 線径φ0.076 80メッシュ 平織 サイズ ・100mmx100mm ・200mmx200mm 上記以外のサイズや形状及び様々な加工を加えた製品にも対応いたしますので、お問い合わせ下さい。 この製品・事例に...
白金系るつぼ 高度な加工技術により、高品質な製品を短納期でお納めします 大気中、高温下でも化学的に安定で恒量性に優れた白金理化学器具。高温下での使用や、酸、アルカリ性の薬品使用時に高い信頼性を発揮。機械加工による高精度加工により高品質・短納期を実現しました。また、白金トング等の周辺器具のラインアップも充実させました。その他、単結晶育成に用いられる白金製のるつぼや治具製品なども、様々な...
ガラス溶解装置用白金材料 苛酷な条件に耐えるガラス溶解装置を、ご要望の仕様で製作いたします。 高品位ガラス製造に用いられる白金装置用として、酸化物(ZrO2)分散型強化白金をラインアップしました。高温下における装置や部品の変形を低減し、装置寿命伸長に貢献します。白金ロジウム合金、白金金合金の分散強化材も準備しており、ご要望の仕様で製作いたします。 分散強化白金材 ■特長 高温...
白金系熱電対 確かな基礎技術。幅広く信頼を得ています。 熱電対とは、2種類の金属線をつなぎ合わせて電気回路にしたもので、接合部分と根元に温度差があると電圧(熱起電力)が発生する現象を利用し、電圧の大きさから温度を割り出すことができる高温用温度計です。白金系熱電対は、1,000℃以上の酸化雰囲気中で使用できるため、鉄鋼や半導体、ガラス製造時などの温度管理に最適です。 ...
回収・精製 「信頼」「安心」「技術」に基づき、貴金属含有スクラップの回収・精製から製品化をワンストップで行う最適なリサイクルシステムをご提案致します。 田中貴金属では希少資源である貴金属を効率よくリサイクルすることにより持続可能な社会の発展に貢献いたします。 ■特長 高い抽出技術と正確な評価 「買受」「地金返却」「貴金属製品での返還」など、フレキシブルな精算方法 回収物に...
貴金属回収装置 貴金属めっきラインから貴金属を回収する装置を提供いたします。 お客様の仕様に対応した最適な回収システムをご提案。排水への貴金属排出量を限りなく“ゼロ”へと導きます。 貴金属回収装置 ■特長 電解回収装置 : ミニリカバセル 特殊電極と密閉構造型カラムによる高い回収効率 陽極には当社オリジナルの高耐久性電極 設置場所を選ばないコンパクト設計 イオン交換樹脂・活性...
自動車・石油化学系使用済み触媒リサイクル 最新工法による無公害設備を開発。貴金属を高回収率でリサイクルします。 自動車排ガス浄化用や石油化学製品製造工程などの使用済み触媒から、白金系貴金属のリサイクル業務を行う最新工法ROSEプロセスの開発に成功。世界最大規模の処理能力を発揮します。 ■特長 正確なサンプリング・システムを実施 高回収率・無公害で世界最大規模の処理能力を実現 ...
改質触媒・変成触媒・PROX触媒 水素生成プロセスに活用する触媒をOne Stopでご提供します。 都市ガスや天然ガスから水素を取り出して燃料電池や化学合成に利用するための改質型水素発生装置には水蒸気改質触媒、変性触媒、PROX触媒が搭載されることで高純度の水素を得る事が出来ます。当社ではこの3種の触媒を供給可能です。 PROX = Preferential Oxidation(一酸化...
溶解法によるスパッタリングターゲットと真空蒸着材 ターゲット、蒸着材ともに高純度の製品をお届けします。 半導体をはじめ、さまざまな産業分野で活躍する貴金属薄膜。用途に応じて、多様な形状、寸法に対応した高純度スパッタリングターゲット、蒸着材料を提供いたします。各種素材のご検討の際には、スパッタリングによる成膜テストも承ります。 溶解法によるターゲット・蒸着材 反射膜・電極用銀合金...
焼結法によるスパッタリングターゲット 当社の高度な焼結技術がお客様の信頼にお応えいたします。 当社の焼結技術を応用した貴金属薄膜材料は、半導体や磁気ディスクをはじめとしてさまざまなエレクトロニクス産業で高いご評価を得てきました。 今後、ますます高度化する薄膜エレクトロニクスの分野において、常に貴金属スパッタリング材料のリーディングカンパニーとして今後ともお客様の信頼に応えて参ります。 ...
各種厚膜ペースト・粉末 電子部品やセンサ部品の高性能化に寄与、安定した品質をお届けします。 回路形成、電子部品、センシングデバイス等、幅広い用途で活躍するペーストと貴金属粉末。長年の技術開発で培われた幅広いラインナップと高い品質で、製品の高性能化、低コスト化などお客様のご要望にお応えします。 電子部品・回路用厚膜ペースト 窒化アルミ基板用厚膜...
排ガス浄化触媒 (酸化触媒・脱臭触媒・VOC触媒・燃焼触媒) 高性能な排ガス浄化触媒をお届けします。 環境や人体に悪影響を与える有害な揮発性有機化合物(VOC)。こうした有害な排気ガスを無害な水と二酸化炭素へ酸化分解するメタルハニカム触媒・ペレット触媒を提供致します。 メタルハニカム触媒 ペレット触媒 メタルハニカム触媒 ■特...
LIBRARY 様々な分野、用途で使われている貴金属。貴金属の持つ特性や可能性、貴金属の基礎知識をご紹介します。 TANAKA DIGITAL SHOWROOM イベント情報など様々な情報を発信するマルチプラットフォームです。 詳しく見る ...
貴金属元素データ 貴金属の特性や役割をキャラクターたちが分かりやすく解説しています。 体外診断キットの検出原理と検出例 ...
貴金属元素データ 金、 Gold[ 原子番号79 原子量196.966569 ] 装飾用はもちろん、携帯電話やスマホの中で極細線となって電気をつなぐ大切な役目を果たすマルチタレント。 Ptが、自分のこと自慢しているけれど、僕だって負けないさ。歴史上の人物は、僕のこと大好きだって言ってる。それに、ものの表面を保護することにも使われる。僕なしでは、産業用製品なんて成り立たないよ。 ...
貴金属元素データ イリジウム、 Iridium[ 原子番号77 原子量192.217 ] 硬さ、耐食性に優れ、自動車用スパークプラグや、高温に耐えるためLED用サファイヤ基板製造用のるつぼにもに使用されている。 この前、サウナでPtが温度設定間違ってふにゃふにゃになってたんだけど、僕が助け出したんだ。過酷な環境で働くのが僕の役目。電撃にも耐えるんだ! スパークプラグ用イリジウ...
貴金属元素データ 燃料電池(固体高分子形)の原理と白金の役割 白金は、地球環境にやさしい次世代エネルギー供給方式として注目されている燃料電池の中で利用されています。 「水素」と「酸素」を別々の白金触媒電極で反応させて「電気エネルギー」を生み出し、二酸化炭素(CO2)や大気汚染物質を排出せずに、「水」だけを排出するクリーンな発電の仕組みに「白金」が大活躍。
貴金属元素データ 自動車排ガス浄化触媒の構造とロジウムの役割 ロジウムは、酸性雨の原因となるNOx(窒素酸化物)を除去してエコドライブに貢献します。 自動車の排気ガスに含まれる有害な汚染物質を大気中に放出せず、まとめて除去するのが三元触媒で、ロジウムは特に、酸性雨の原因となるNOx(窒素酸化物)をN2(窒素)に還元し、白金とパラジウムは炭化水素を無害な水に、一酸化炭素を二酸化炭素に...
動画ライブラリー 貴金属へのご理解を深めていただくために、さまざまな動画をご用意しました。 TANAKA PM8 「8つのPrecious Metal」を略して「PM8」。TANAKAの事業を支える8種類の貴金属元素を、その特性に応じて親しみやすいキャラクター化。彼らの活躍をドラマチックなイメージで紹介するこの映像は展示会などでプロモーションのために流したもので、海外...
関連リンク play_arrow 触媒工業協会
TANAKAの技術 TANAKAの信頼を支える分析技術 貴金属業界全体における分析技術および品位保証の世界標準化に向けて、さらなる貢献をしていきます。 貴金属は高価で数少ない貴重な資源ですので、製品としてお客様に渡る前に限らず、あらゆる場面で分析を行ってその品位や重量を厳密にチェックしています。 貴金属分析の重要性 貴金属地金 → 製品中の高価な貴金属...
排ガス浄化触媒 (メタルハニカム触媒・ペレット触媒) 田中貴金属の「排ガス浄化触媒」 田中貴金属工業は1995年から排ガス浄化触媒の製造・販売を開始。数百社に及ぶ多用途のお客様に100万L以上の触媒を販売し、長期に渡ってご使用いただいております。 排ガス浄化触媒の概要 適用分野別の排ガス成分浄化特性 排ガス浄化触媒製品サポート 田中貴...
ペースト用貴金属粉末 様々な分野における材料として、確かな技術に基づく安定した品質の貴金属粉末をご提供いたします。 ■特長 緻密な焼成膜の形成が可能 基板の多様化、電極の薄膜化に対応 各種貴金属合金粉末を供給 主な粉末の種類と特性 品名 タップ密度(g/cc) 平均粒径※(µm) 比表面積(m2/g) 白金粉末 AY-1010&nbs...
パワーデバイス用アルミニウム・銅ボンディングワイヤ パワーデバイスのスタンダード 田中電子工業は車載グレードの高純度かつ表面性に優れたアルミニウム(Al)と銅(Cu)のボンディングワイヤ及びリボンを提供しています。アルミは耐食性に優れた材料であることから過酷な環境下で大電流を駆動するパワーデバイス用途に多く採用されています。またより電気伝導性に優れた銅材料のパワーデバイス用ワイヤも提供してい...
田中貴金属について 田中貴金属は1885年(明治18年)の創業以来、貴金属を中心とした事業領域で幅広い活動を展開してきました。国内ではトップクラスの貴金属取扱量を誇り、長年に渡って、産業用貴金属製品の製造・販売ならびに、宝飾品や資産としての貴金属商品を提供。貴金属に携わる専門家集団として、国内外のグル...
アルミニウムボンディングリボン アルミニウムボンディングワイヤ 銅ボンディングワイヤ アルミニウムボンディングリボン ①ケースから取り出します ②リボンをほどきます リボンを緩めないでください ③端末テープを貼りなおします ④ボンダーに取り付けます ...
イギリス政府の気候アドバイザーは、炭素の排出削減目標を最も安上がりに達成するには、現在大量にあるガスボイラーの代わりに水素燃料ボイラーを導入し、電気暖房設備と併用することが必要だと提言している。 イギリス気候変動委員会(CCC)は、エネルギーシステムにおいて水素が果たしうる役割について述べた報告書のなかで、同国が環境志向的な暖房(グリーンヒーティング)へと転換するにあたって直面する、巨額だが避け...
この機械を2分間通過するとスマートフォンはリサイクル可能な素材に変わる アップルのiPhone分解ロボット「デイジー」 バッテリーを取り外すところ。バッテリーは、過熱防止のために凍らせてから取り外され、アルミニウム製の容器へと落とされる。 Apple テキサス州オースティンにあるアップル社の施設内。巨大な箱のなかには、使われなくなったiPhoneが山のように入っている。スクリーンが割れ...
Clean Power Published on September 13th, 2018 | by Steve Hanley September 13th, 2018 by Steve Hanley 北海道大学電子科学研究所(Research Institute for Electronic Science at Hokkaido Uni-versity)の研究...
近年の水素の生成や貯蔵、利用のイノベーションは、クリーンエネルギーの究極の源に変えることができる 一世紀近く前、英国の科学者J・B・ホールデンは、風力を利用して水素を生成するという「エネルギーの未来」を予測した。彼は水素を、重量比でいうと最も効率的なエネルギー貯蔵手段だと述べた。 ホールデンは、こうした未来の実現は400年先だろうと考えていた。しかし近年、水素の生成や貯蔵、利用のイノベーション...
2018年5月22日 by Nexus Media オリジナルは「Nexus Media」に掲載。 著者 Marlene Cimons あなたはどれくらいの頻度で、古いスマートフォンを新品に買い換えているだろうか? 2~3年ごと? それとも毎年? 電話会社はどこも、古いスマートフォンから最新型への買い換えを簡単にできるようにしている。だが、そうして捨てられたスマ...